ネイルサロン開業で失敗しないための原因と対策方法を徹底解説

ネイリストとしてサロンで活躍している方、ネイルの勉強中の方はいつか“自分のサロンを持ちたい”という夢をお持ちの方も多いのではないでしょうか。実際に、技術を身に付け開業の夢を叶える人もいらっしゃいます。しかし、いざネイルサロンを開業しても失敗してしまうケースも少なくありません。
弊社サロンdeジョブ(株式会社チーム・チャンネル)は、ホットペッパービューティの代理店事業を行っています。今回は、ネイルサロン開業で失敗する原因と対策、失敗しないために抑えておくべきポイントをホットペッパービューティーのサロン担当者に話を聞いたアドバイスもご紹介します。将来的にネイルサロン開業を考えている人必見です!
ネイルサロンを開業する方法

個人事業主としてネイルサロンを開業する場合、どのような方法があるのでしょうか。自宅で開業する「自宅型」と、店舗を借りて運営する「店舗型」と大きく2つに分けられます。それぞれのメリット・デメリットを以下で説明していきます。
自宅で開業する
自宅で開業するメリットは、自宅の一部をそのまま活用する為賃料がかからず「初期費用を抑えられる」点です。通勤の必要もなく、予約時間を調整すれば仕事と家事の両立も可能となります。デメリットは、自宅がゆえに生活感がでてしまいがちで、ネイルサロンとしての雰囲気作りが難しいこと、開業場所が選べないので、駅から離れている場合などは集客が難しい可能性があります。また、自宅住所を大々的に宣伝することに抵抗を感じる人もいるかもしれません。
店舗で開業する
店舗開業の場合のメリットは、集客力の狙える「立地が選べる」点です。駅前などの好立地に店舗を構えることもできるため、集客に有利となります。自宅ではないので、住所を公開して広く宣伝ができ、仕事とプライベートをしっかり分けてサロン営業に集中できます。デメリットは、まとまった額の初期費用やランニングコストが高くなってしまう点です。キャッシュフローの計算をしっかり行わないと経営が行き詰まりやすくなってしまいます。
無料転職相談はこちら
ネイリストの求人を探す
ネイルサロン開業に失敗する4つの原因と対策

サロン開業後に「失敗」してしまう場合の原因はどこにあるのでしょうか。失敗に繋がってしまう4つの原因と対策についてご紹介していきます。
金銭的な理由のため
経営のなかでもっとも大切なのがお金です。ネイルサロンの開業にはさまざまな費用が掛かります。店舗型の場合は毎月物件の賃貸料がかかり、外装・内装費などの諸費用、光熱費などのランニングコスト、広告宣伝費、仕入れ費用などがあり、スタッフを雇う場合は人件費がかかります。このような固定費・ランニングコストがいつ・いくらかかるのかを想定し、売上目標と計画を立てなければなりません。「大体このぐらいかな」とざっくりと計算してしまうと、後々現実との差が大きくなり、経営が難しくなってしまいます。
金銭管理面での失敗をなくすための対策として、まずは資金に余裕を持って開業しましょう。そして、しっかりと事業計画書を作成し、お金の流れをしっかりと把握しておくことが大切です。
集客力が弱いため
サロンを開業して軌道に乗せていくには「集客力」が大切です。
どんなに技術力があっても、多くのお客様が来てくれなければ経営が立ち行かなくなります。また、お客様のリピート率がよくないと、安定的な売り上げにつながりません。対策として、ターゲットの選定を行い、SNSやHP、ブログ、クーポンサイトなどの知識を持って利用する努力が求められます。そして、リピーターを増やすことが集客の一番のポイントなので、お客様がリピートしてくれるシステムや工夫を作るのもポイントです。
技術力・サービス品質が劣るため
ネイリストとしての技術が不足していることも開業失敗の原因の1つとして考えられます。ネイルサロンを経営するのであれば、一定の水準以上の技術力が求められます。仕上がりが悪かったり、なりたかったイメージと違うとお客様が感じてしまったら、リピーターになってくれることはないでしょう。さらに、自爪や指に傷をつけてしまったりすると、サロンの評判は落ちてしまいます。また、技術力には満足できても、サロン内が不衛生だったり、接客態度が悪ければリピートには繋がりません。対策として、自身の技術に満足せず、練習を積む、研修やセミナーに参加するなどしてスキル向上に努めましょう。人を雇う場合は実力のあるネイリストを見極め、優秀な人材を採用することが大切です。また、ネイル業界は次々に新しい技術やトレンドデザインが登場するため、新しい知識や技術を積極的に学ぶことが大切です。
ライバルの参入が多いため
ネイルサロンは開業するために特別な資格は必要ない為、ライバルが多いのも事実です。そこで、独自の売りがないと他店との差別化ができずに埋もれてしまい、結果的に失敗へとつながってしまいます。まず、競合サロンとの差別化を図るためにも、開業前に入念にリサーチをしておきましょう。サロンの「売りポイント」を作り、お客様に「このサロンでネイルをしてもらいたい」と選んでもらえるような工夫が必要です。自分の好きな技術や得意な技術、コンセプトにしたいポイントを強化し、サロンの売りポイントを発信していきましょう。
【ホットペッパービューティー】サロン担当者に聞く!成功するポイントとは?
ここで弊社のホットペッパービューティーのサロン担当者にサロン開業について聞いてみました。








- エリア選びが的確 (駅から徒歩5分圏内だと尚良い)
- サロンのコンセプトがわかりやすい
- ネイルのトレンドを把握し、取り入れる姿勢がある
- 悪い口コミが出ないレベルの基本的な技術力がある
ありがとうございました!どのポイントも上記で説明した内容に関連していますね。是非参考にしてみてください。
まとめ

ネイルサロンを開業する場合、ネイリストであると同時に、経営者であることを忘れないようにしましょう。今回は、失敗する原因を4つピックアップしましたが、逆をいうとこの4つをしっかりと対策することが「成功」する秘訣となります。
「事業計画をたてる/集客力を強くする/技術力、サービスの向上/他店との差別化」を意識してみてください。サロン経営には成功も失敗もつきものです。準備で悩んでいる際には、開業している方に相談したり、人気サロンを観察することも開業の参考になりますよ。