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美容師に必要な能力とは?プロとして求められるスキルや資格を解説

美容師は、確かな技術が求められる職業です。ヘアスタイリングの専門家として活躍するためにはカットやカラーリングなどの技術力だけではなく、さまざまなスキルを身に付ける必要があります。

一流の美容師になるには、お客さまの満足度を上げられるよう常にスキルアップし続けることが重要です。とはいえ、「自分にはどのようなスキルが必要なのか」「具体的に何を新たに学んでいけばいいのか」といった疑問を抱える人もいるでしょう。

そこで今回は美容師にはどのような人が向いているのかについて、必要な資格や持っていると便利な知識・検定などを踏まえた上で解説します。美容師として活躍するために必要な能力についても詳しく解説しているので、併せて参考にしてみてください。

美容師はどんな人が向いている?

美容師に向いている人は、以下のとおりです。

・人と接することが好きな人
・おしゃれが好きな人

それぞれの特長について詳しく見ていきましょう。

人と接することが好きな人

美容師は、人と接することが好きな人におすすめの職業です。美容師は接客業の中でも人と接する時間が長いため、「人を喜ばせたい」「人をサポートしたい」との思いを持っている人のほうが活躍できます。

お客さまの髪や肌に触れる職業でもあるため、信頼感や安心感を得られる人でなければいけません。そのためには、お客さまと適度に距離を縮めつつ、信頼関係を構築できるような人が適正だといえるでしょう。お客さまと会話をしたり、髪に関するアドバイスを伝えたりしながら、人と関わることを楽しめる人が向いています。

おしゃれが好きな人

美容師はヘアスタイルだけではなく、おしゃれ全般が好きな人におすすめです。美容業界は常に変化しているため、最新の流行をチェックする必要があります。

例えば最新のファッションやメイク事情をチェックしておくことで、ヘアスタイリングの幅も広がるはずです。おしゃれがもともと好きであればトレンドにも触れやすく、旬の情報をキャッチしやすくなります。また美容師自身がおしゃれであると、お客さまに好印象を与えられます。おしゃれについて日々学んでいくことで、お客さまにとって満足度の高いサービスを提供できるでしょう。

美容師になるには? 必要な資格とあると便利な検定・知識

美容師になるためには、必ず国家資格を取得しなければいけません。他にも保有していると役に立つ知識や検定が数多くあります。ここでは、代表的なものを6つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

必ず必要! 美容師国家資格

美容師として活躍したい場合は、まず国家資格である美容師の免許を取得しましょう。美容師免許の受験資格は誰にでもあるわけではなく、厚生労働省指定の美容師養成施設で、以下の課程を修了していなければいけません。

・昼間過程:2年以上
・夜間過程:2年以上
・通信課程:3年以上

美容師の試験は毎年、2月ごろと8月ごろの計2回行われています。試験内容はカッティングをはじめとする実技試験の他に、美容保険や衛生管理といった筆記試験も実施されます。

出典:公益財団法人理容師美容師試験研修センター「試験について」

あると便利①日本メイクアップ技術検定試験(JMA)

日本メイクアップ技術検定試験とは、メイクアップを職業としている人の技術力や知識力、接客力を高めることを目指した試験のことです。美容師はヘアスタイルと併せてメイクを施す機会も多いため、持っていると役に立つでしょう。3級~1級の3段階で学ぶことができ、基本的な技術から応用編まで身に付けられます。

出典:一般社団法人JAM「日本メイクアップ技術検定試験」

あると便利②ネイリスト技能検定(JNEC)

ネイリスト技能検定は、ネイルに関する正しい技術と知識の向上を目的とした検定のことです。近年では、ヘアサロンとネイルサロンを併設しているところも多く、持っていると仕事の幅が広がります。基礎的な技術や知識から、トップレベルのネイリストに必要な技術力まで学べるため、ワンランク上の美容師を目指したい人におすすめの検定です。

出典:公益社団法人日本ネイリスト検定試験センター「ネイリスト技能検定試験とは」

あると便利③ヘアケアマイスター

ヘアケアマイスターとは、ヘアケアに関する理論や知識を学べる試験のことです。若手の美容師が知識を深めるために受験することが多く、取得すればレベルアップできます。美容師がヘアケアマイスターを持っていれば専門的なアドバイスができるため、お客さまも安心して施術を受けられるでしょう。

出典:日本ヘアケアマイスター協会「ヘアケアマイスターについて」

あると便利④色彩技能パーソナルカラー検定

色彩技能パーソナルカラー検定とは、お客さまに似合う色を診断するために必要な技能を身に付けるための検定です。肌や瞳などに合う色(パーソナルカラー)を見つけることで、より自分に合うヘアカラーを楽しんでもらえます。

パーソナルカラーに関する知識を身に付けておくと、お客さまに似合う色を理論的に説明できるため、説得力が増します。ヘアカラーだけではなくメイクにも活かせる知識であるため、美容師にはおすすめの検定といえるでしょう。

出典:NPO法人日本パーソナルカラー協会「色彩技能パーソナルカラー検定®とは?」

あると便利⑤パーマ剤などのケミカル講座

ケミカル講座とは、美容院で使用するシャンプーやカラー剤、パーマ剤を販売しているメーカーなどによる、ケミカル用品に関する講座のことです。お客さまによっては、ケミカル用品でアレルギー症状が出てしまうこともあり、事前に知識を深めておくことが大切です。

髪の毛に関する知識も深めておけば、お客さま1人ひとりに合ったアドバイスもしやすくなります。ケミカル用品の理論や知識を身に付けることで、トラブルも起きにくくなるでしょう。

活躍できる美容師が持つ〇〇力

活躍できる美容師になるためにはカットやパーマ、カラーリングなどの技術や知識だけではなく、以下のような力を持っていると有利です。

・カウンセリング力
・デザイン力
・コミュニケーション力
・トレンド力
・向上心・やる気

技術力や知識にプラスαの力を身に付けることで、お客さまの期待に答えられる美容師になれるでしょう。ここでは、どのような力を身に付けるべきかを詳しく解説します。

カウンセリング力

活躍できる美容師になるためには、カウンセリング力は必須です。お客さまのなりたいイメージや髪に関する悩みを汲み取ることで、理想の姿を実現できます。もし、お客さまが持つイメージを正しく引き出せなければ、「思っていた仕上がりと違う」とがっかりされてしまう要因のひとつになるでしょう。

要望を叶えるためには、お客さまの話にしっかりと耳を傾けて要望を聞き取ることが大切です。プロとして提案することも重要ですが、何よりも重視すべきはお客さまのなりたいイメージを叶えることです。具体的な要望が出てこなければ、丁寧にヒアリングを行い、お客さまが心の底に持っているイメージを一緒に探していきましょう。

デザイン力

活躍できる美容師になるためには、より高いデザイン力を身に付けましょう。美容院に来店する人の中には、どのようなヘアスタイルにしたいか決まっていない人もいます。そのような場合は、プロとしてお客さまが求めるヘアスタイルを提案しなければいけません。

ヘアスタイルを提案する際に大事なことは、お客さまの好みを反映した上で似合うヘアスタイルを提案することです。美容師の好みを表現するのではなく、お客さまの理想に近いヘアスタイルを提案できるようにデザイン力を高めていきましょう。

当然のことですが、提案したヘアスタイルを実現するためには、技術力も欠かせません。お客さまの希望するヘアスタイルが見つかったとしても、仕上がりがいまいちであれば次の来店につなげにくくなる他、お客さまの満足度も低くなります。美容師になった後も常に練習や勉強を続けて最新のスキルを維持し、技術力を磨き続ける努力が大切です。

コミュニケーション力

活躍できる美容師になるためには、コミュニケーション能力も必要です。美容院には、毎日さまざまな世代や職業の人たちが来店します。お客さまによって興味のあることが違うため、どのような話題にも対応できるように幅広い知識を身に付けておく必要があります。

お客さまとの会話が弾めば、安心感や信頼感を得ることにもつながり、距離感が縮まるでしょう。すると、お客さまの要望を聞きやすくなったり、次に指名してもらいやすくなったりといったメリットもあります。

なお、コミュニケーション能力はお客さまにだけ役立つスキルではなく、他のスタッフと連携する際にも必須です。スタッフ同士がしっかりとコミュニケーションを取れる美容院は居心地や雰囲気も良くなるため、より良いサービスを提供できます。

トレンド力

活躍できる美容師になるために、トレンド力を身に付けましょう。流行りのヘアスタイルは常に変化しており、同じ髪型であっても現在と数年前ではスタイルに微妙な違いが生じます。性別や年代を問わず、トレンドのヘアスタイルにしたい人も多くいるでしょう。トレンドをいち早くキャッチしておくことで、より満足度の高いサービスを提供できます。

向上心・やる気

活躍できる美容師になるためには、やる気や向上心は欠かせません。美容師は仕事以外の時間もスキルアップのための練習をしたり、講座やセミナーに参加したりと技術力を高めていく努力が必要です。

「もっと活躍できる美容師になりたい」「技術や知識をより深めて、お客さまの要望を叶えたい」といった向上心があることでスキルアップしやすくなるでしょう。常に自身のレベルアップのために、やる気を奮い起こして行動していける人こそ、活躍できる美容師になれます。

まとめ

美容師はお客さまと過ごす時間が長く、人と関わりを持ちたい人におすすめの職業です。お客さまが持つ要望をしっかりと聞いた上で施術するため、技術力だけではなくコミュニケーション能力やデザイン力なども必要とされています。

美容師としてデビューしても、技術の習得や学びに終わりはありません。常に向上心を持って勉強し続けることで、活躍できる美容師になれるでしょう。美容師としてお客さまから愛されるためには、しっかりとスキルアップしていくことが大切です。

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