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エステの資格を短期集中コースで取得するなら何日かかる?

エステティシャンに転職するため「短期で集中的に学習して資格を取得したい」と考えている方も多いのではないでしょうか。

エステティシャンに関する資格の中には、短期間で取得を目指せるものもあります。資格取得のための学習では、エステティックの基礎知識や技術などを学べるため、資格を取得しておけば未経験で転職してもある程度余裕を持って業務に携われるでしょう。

ただし、エステティシャンに必要な知識や技術をしっかり学ぼうとすればそれなりの期間も必要です。

本記事では短期集中コースで資格取得を目指すにはどれくらいの期間が必要になるのかをはじめ、これからエステティシャンとして長く活躍するために取得しておくと有利な資格も紹介します。

エステティシャンの資格取得を考えている方は参考にしてください。

エステティシャンになるには資格は必要?

「エステティシャンになるには資格が必要なのでは」と考える方もいるかもしれませんが、実は、エステティシャンとして働くにあたって特別な資格は必要ありません。エステティシャンは「まず入社」してからでも可能な仕事です。特に教育制度が充実しているサロンであれば、研修などで基本的な技術を身に付け、お客様へ施術できるようになります。

ただし、転職活動時に資格を持っていると、技術や知識の証明となり、即戦力として採用されるなど有利に働く可能性が期待できます。

また資格を持っていれば、お客様に対して客観的な技術や知識に基づいた施術ができるでしょう。エステティシャンには、お客様の話を聞き、悩みに応じた施術を提案する役割もあります。そのため資格取得で身に付けた肌悩みへの深い理解や、皮膚科学などの知識は大いに役立つはずです。

エステティシャンの資格を短期で取得するには?

エステティシャンの資格はいくつかありますが、美容系の専門学校やエステティックスクールに通うといったルートの他、動画教材を活用した通信講座で取得できるものもあります。

専門学校となると複数年通う必要がある一方で、エステティックスクールや通信講座では、比較的短期間で資格取得に必要なカリキュラムを終えられる場合もあります。

エステの資格取得は短期集中コースで何日?

エステティシャンの資格を短期間で取得するなら、具体的にどれくらいの期間で可能なのでしょうか。

例えば、AJESTHE(日本エステティック協会)認定フェイシャルエステティシャンの資格を取得するためには、認定校での60時間の講習が受験条件です。認定校によっては10日間で全てのカリキュラムが受講できるところもあります。

その後、受験となりますが、日程が合えば比較的早い段階で取得できるでしょう。

受験条件として講習時間が定められているため、まずはそれをクリアしなければいけませんが、このように数日日程度で受験資格を得られる場合もあります。

エステの資格の種類

エステティシャンの資格には、国家資格こそありませんがさまざまな種類があるため、どの資格を取るべきか悩む方も少なくないでしょう。

2018年には、厚生労働省から「職業能力評価基準(エステティック業)」が発表されました。エステティシャンの能力評価に、一定の基準と方向性が公的な視点から定められたことになります。エステティシャンとしての技術や知識を客観的に評価してもらうためにも、こうした基準に則ったカリキュラムを学習でき、それを証明できる資格を取得することも有効です。

ここでは、数あるエステティシャンの資格の中から代表的な資格を3つ紹介します。

出典:厚生労働省「55_エステティック業」

日本エステティック協会 認定エステティシャン

一般社団法人日本エステティック協会(AJESTHE)は1972年に設立され、エステティックの普及と発展を支えてきた団体です。エステティシャンの教育や資格認定、厚生労働省の職業能力評価基準(エステティック業)の推進などを主な活動内容としています。

「認定エステティシャン」は日本エステティック協会が認定する資格の一つです。フェイシャルとボディに関する基礎的な知識や技術が身に付いていることを証明する資格で、取得のためには以下の条件を満たす必要があります。

  • 協会認定校での300時間以上コースまたは1000時間以上コースの修了 ※実務経験1年以上でも可
  • エステティシャンセンター試験に合格
  • 日本エステティック協会の正会員登録

協会認定校では規定のカリキュラム受講後、技術試験が行われ、その後、筆記試験であるエステティシャンセンター試験を受験しなければなりません。エステティシャンセンター試験に合格し、日本エステティック協会の正会員として登録することで、認定エステティシャンの資格が取得できます。

エステティシャンセンター試験とは、一般社団法人日本エステティック機構(JEO)が行う、エステティシャンが一定水準以上の知識と技術を備えていると客観的に証明するための試験です。試験は年3回(2月・7月・11月)、全国各都市で行われています。

エステティシャンセンター試験の受験料は10,560円(税込)です。その他、日本エステティック協会の正会員の登録費用として入会金22,000円(税込)、年会費18,000円(不課税)が必要です。

出典:一般財団法人 日本エステティック協会 AJESTHE認定エステティシャン
   一般財団法人 日本エステティック協会 会員制度

日本エステティック協会 認定トータルエステティックアドバイザー(TEA)

「認定トータルエステティックアドバイザー(TEA)」は、エステサロンで指導者としての役割が果たせる、技術力や知識を備えていると証明できる資格です。取得のためには、以下のいずれかを満たす必要があります。

  • AJESTHE認定上級エステティシャン資格もしくはCIDESCO資格の取得
  • AJESTHE認定上級エステティシャン資格取得後2年以上または通算5年以上の実務経験
  • 協会認定校で1,000時間以上コースを修了

その上で、資格取得講座を受講し、筆記試験と実技試験に合格しなければいけません。

筆記試験は四肢択一の選択式問題で、エステティック学や理論、技術などから出題されます。実技試験は試験管2名をサロンのスタッフと見立て、プレゼンテーションとロールプレイングで行われます。

講座の受講と受験の費用として33,000円(税込)、資格認定登録料に11,000円(税込)、さらに日本エステティック協会の正会員登録費用が必要です。

出典:一般財団法人 日本エステティック協会 AJESTHE認定トータルエステティックアドバイザー

CIDESCO Beauty Therapy Diploma

CIDESCO(シデスコ)はスイスに本部を置く国際的なエステティシャンの教育機関で、エステティシャンとして世界水準の技術や知識を備えていることを証明できる資格認定(ディプロマの発行)も行っています。

CIDESCOが発行するディプロマの中で、エステティシャンとして取得しておきたいのが「Beauty Therapy Diploma(ビューティーセラピーディプロマ)」です。CIDESCOセラピーの基本となっている資格で、CIDESCO国際認定校を卒業して取得する方法と、一般受験があります。

CIDESCO国際認定校では1,200時間以上のカリキュラムを修了する必要があります。そのため認定校には複数年通学し、学習することになります。

一方、一般受験はポストグラジュエイトと呼ばれ、以下の条件を満たせばポストグラジュエイトCIDESCO国際試験の受験が可能です。

  • エステティックの基礎教育を600時間以上受けていること
  • エステティックに関連した実務経験が3年以上あること
  • 書類審査に通過すること

ポストグラジュエイトCIDESCO国際試験では、一次試験で筆記試験が行われ、本試験では実技試験と再び筆記試験が行われます。実技試験の前には、60時間以上の事前講習を受講する必要があるなど、スクールさながらの講習をもって試験を受けることになります。

費用は以下のとおりです。

受験費用

  • 1次試験(筆記試験):11,000円(税込)

  • 60時間事前講習:132,000円~(税込)

  • 本試験(実技試験および筆記試験):68,200円(税込)

  • 登録料:56,100円(税込)
  • 出典:一般社団法人CIDESCO-NIPPON CIDESCOディプロマ
       一般社団法人CIDESCO-NIPPONビューティーセラピーディプロマ

    エステティシャンの資格は就職や転職にも有利

    エステティシャンの資格は、フェイシャルやボディなどに特化したものであれば、短期の学習で取得できるものもあります。まずはそうしたものから取得し、転職に活かすのもよいでしょう。

    上述した日本エステティック協会認定エステティシャンやCIDESCO ビューティーセラピーの資格を取得しておけば、即戦力として転職に有利に働く可能性があります。いずれも学習時間の規定があり、未経験の場合はスクールや専門学校に通う必要がありますが、エステティシャンとして活躍したいと考えているなら、一から徹底的に学習してみるのもおすすめです。

    エステティシャンの資格を活かせる場は?

    エステティシャンが必要とされる場所は、意外に多くあります。資格を持っていれば活躍できる場所の選択肢も広がるでしょう。ここでは、エステティシャンがどのような場所で手技を活かせるか紹介します。

    エステティックサロン

    エステティックサロンは大手から個人経営まで数多くあり、サロンのタイプも、フェイシャルやボディ、痩身エステなどさまざまです。

    大手サロンなら最新機器による施術が行えるなど、常に最新の美容ケアについて学べる可能性があります。個人経営のサロンとなると、そうはいかないかもしれませんが、自分の手技一つでお客様の美しさを引き出すサポートができる点では大いにやりがいを感じられるでしょう。

    ブライダルサロン

    ブライダルサロンは、エステティックサロンの中でもブライダルに特化した施術を行うサロンです。結婚式前にブライダルエステでより美しくなりたいと考える女性は多く、人気の施術でもあります。結婚式で身に付けるドレスは胸元や背中が大きく開いているデザインも多いため、フェイシャルだけでなく、デコルテや背中、二の腕など、トータルエステを希望される方も少なくありません。

    お客様の大切な1日のために、エステティシャンとしてサポートしたいと考える方におすすめのサロンです。

    ホテルなどの宿泊施設

    ホテルなどの宿泊施設やスパでもエステティシャンは活躍しています。特にリゾート地では特別な気分を味わいたいと考える方も少なくありません。どちらかというとリラクゼーションを目的としたエステで、フェイシャルやボディだけでなく、ヘッドスパやバリ式エステのような独特の世界観を持つものなど、宿泊施設によってさまざまにあります。

    お客様に、癒しとくつろぎを感じてもらえる施術を行いたい方におすすめです。

    美容室

    美容室でエステコーナーを設けているところもあります。ヘアケアに関連してヘッドスパを行っているところや、フェイシャルからボディまでエステティックサロンさながらのメニューを展開しているところなどさまざまです。

    美容室でブライダルエステまで行っているところもあるため、幅広いニーズのお客様と接したいと考えている方に向いている環境と言えるでしょう。

    まとめ

    エステティシャンになるために特別な資格は必要ありません。まずは転職して働きながら先輩のテクニックを見て学ぶのも一つの手段です。もちろん研修環境の整っているサロンなどであれば、じっくり一から学習できるでしょう。

    ただし事前に資格を取得していると、転職で有利になる可能性があります。お客様にも客観的に知識や技術力があることを示せるため、信頼して施術を受けてもらえるでしょう。

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