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フィルインのデメリットとは?フィルインの特徴について解説

リムーバーを使用しなくてもジェルネイルを付け替えられるフィルインは、爪への負担が少なく、長くジェルネイルを楽しみたい方におすすめの方法と言われています。しかし本当におすすめの方法なのか、デメリットはないのか気になっている方も多いはず。

実際、フィルインを行うためには、高い技術力が欠かせず、爪の病気への配慮や注意すべき点がいくつかあります。そこで本記事ではフィルインのデメリットに着目し詳しく解説するとともに、フィルインのメリットや方法まで網羅的に紹介します。

ネイル業界で働きたいと考えジェルネイルの勉強をしているものの、「フィルインって実際のところどうなの?」と疑問を感じている方はぜひ参考にしてください。

フィルインのデメリット

フィルインは、ベースジェルを一層だけ残し、完全にオフしないジェルネイルの付け替え方法です。一見、手軽で爪にも負担がかかりにくそうに見えますが、押さえておかなければいけないデメリットがあります。

高度な技術が必要

フィルインのデメリットとして、まず、高度な技術力が必要な点が挙げられます。ジェルネイルを施術するにはどの工程でも高い技術力は求められますが、フィルインを行うためには「塗り」や「削り」といった基本の部分で特に高い技術力が必要なのです。

フィルインはジェルネイルをオフしてしまわずベースジェルの層を残すため、ベースジェルが長く密着するように施術しなければいけません。そのためには、ジェルをむらなく均一に塗布する技術力が必要です。また、トップジェルとカラージェルを偏りなくフラットにオフする削りの技術力も求められます。

したがって、基本的に高い技術力がなければ施術自体が難しく、誰でも取り組めるものではない点がデメリットと言えます。

定期的なメンテナンスが必要

フィルインをキープするためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。ジェルネイルの持ちは3~4週間程度と言われています。それは爪が伸びてジェルネイルと爪の生え際に隙間ができ、見栄えも悪くなる上、ジェルネイルが浮いてきやすくなるからです。それと同様にフィルインも、爪の生え際に隙間ができる頃にはメンテナンスが必要になります。

薄づきの仕上がりが好みの人には不向き

フィルインで使用するジェルは通常のジェルと異なり、強度のあるものが使われます。慣れていなければ「重い」「固い」と感じやすく、仕上がりもぷっくりした形になるため、薄づきで自分の爪のような自然な仕上がりを好む方には不向きです。

グリーンネイルなどのリスクがある

もしベースジェルが密着しておらず、少しでも浮いた状態でフィルインを行えば、爪の病気を発症してしまうかもしれません。代表的なものが「グリーンネイル」で、これは爪とジェルの間に緑膿菌(りょくのうきん)が入り込んだことで起こり、爪が緑褐色に変色したり、白くなって割れたりします。

緑膿菌は水回りなどに日常的にいる菌ですが、毒性は弱く、通常は病原性を示しません。しかしジェルネイルと爪の隙間などに水とともに菌が入り込み、湿った環境になることで増殖し、グリーンネイルを引き起こします。治るまで2週間程度はかかると言われており、場合によっては皮膚科を受診する必要もあります。

こうした、爪の病気を引き起こすリスクがあるのもフィルインのデメリットです。

フィルインのメリット

フィルインには多くのデメリットがあるため「やめた方がいいのでは」と思ってしまった方もいるかもしれません。フィルインは、確かに押さえておきたいデメリットがありますが、「やっぱりフィルインを取り入れたい」と思えるメリットもあります。

アセトンによるダメージを減らせる

フィルインを行うメリットとして最初に挙げられるのは、ジェルネイルをオフするときに使うアセトンが配合されたリムーバーを使わなくて済む点です。アセトンは広く溶剤として用いられている化学物質で、揮発性が高く、爪に使用した場合爪の油水分も奪ってしまう作用があります。

頻繁に爪に使用すると爪が痛み、二枚爪や爪が白く濁る原因になってしまうのです。指に付けば、指先の乾燥や肌荒れにもつながるため、こうしたダメージを避けたいならアセトンの配合されたリムーバーを避ける必要があります。

フィルインならリムーバーを使用しなくて済むため、爪の健康を保ちながらジェルネイルを長く楽しむことができます。

爪をあまり削らずに済む

ジェルネイルには「サンディング」という爪の表面に傷を付ける工程があります。ジェルネイルはつるつるした面には定着しにくく、ジェルネイルの密着力を高めるために行われます。非常に目の細かいバッファーを使用してサンディングしますが、爪の表面を削ることに変わりありません。

ジェルネイルの付け替えのたびにサンディングを繰り返していると、爪が薄くなりもろくなるだけでなく、ジェルネイルを塗布するときにしみるような感覚や熱を持つような感覚になることもあります。また、爪が薄くなり過ぎればジェルネイルをしばらく休む必要も出てくるでしょう。

フィルインならベースジェルを残した状態で付け替えられるため、爪全体を何度も傷つけずに済みます。

持ちが良い

フィルインではベースが浮かず長持ちするよう、ベースジェルを塗る前の下処理(プレパレーション)をとても丁寧に行います。これだけでもジェルネイルの持ちは良くなりますが、さらにフィルインでは長くベースを持たせるために、基本的に専用のベースジェルを使用します。

ジェルネイルが浮いてきて付け替えを余儀なくされることがなく、長くジェルネイルを楽しめる点もメリットと言えるでしょう。

フィルインの方法

フィルインの主な行程は「削り」「プレパレーション」「整爪」「デザイン」です。
ここからはそれぞれの方法を、手順を追って解説します。

トップジェルとカラージェルを削る

まずはトップジェルとカラージェルを削ります。基本的にマシンで削り進め、カラージェルもあらかた削れたらファイルを使って丁寧に仕上げていきます。ベースジェルを削り過ぎてしまわないよう、一気に削り進めず、様子を見ながら行うのがポイントです。

また、このとき爪の長さが長過ぎる場合は、好みの長さに大まかに削っておきます。

プレパレーションを行う

プレパレーションはジェルネイル共通の大切な工程ですが、長くベースジェルを維持する必要のあるフィルインでは特に丁寧に行いたい行程です。プレパレーションとはジェルネイルやフィルインを行うための下準備のことで、主に伸びた地爪の部分の甘皮を処理してきれいに整えることを指します。プレパレーションを行えば、ジェルの付きや持ちが良くなるだけでなく見た目もきれいに仕上がります。

基本的な工程は以下のとおりです。

  • プッシャーで甘皮を押し上げる
  • ルーズスキンを取り除く
  • 甘皮やささくれを取り除く

プッシャーをする際は、キューティクルリムーバーを使用すると甘皮がやわらかくなるため処理がしやすくなります。セラミックプッシャーを使えば、キューティクルリムーバーを使用しなくて済む場合もあります。

取り除きにくい場合は、ヘッドを甘皮専用のビットに変えたマシンを利用しましょう。マシンを使えば、爪の側面の細かい部分まで素早くきれいに整えられるため便利です。

押し上げた甘皮はニッパーで切って取り除きます。全体の汚れをブラシなどで払えばプレパレーションは終了です。

爪の長さを整える

ベースの仕上げとして、爪の長さと形を整えていきます。ラウンド、オーバル、スクエア、ポイントなどは、ジェルネイルの持ちを良くする代表的な形です。ファイルを使って好みの形になるよう整えましょう。

ベースを整えて新たなカラージェルでデザインする

形が整ったら全体にスポンジファイルをかけ、表面を整えていきます。爪の先や側面にバリが残っていると剥がれる原因になるので、なめらかになるよう整えます。地爪の部分やベースジェルが白くなるくらいファイルをかけて整えたらフィルインは完成です。

好みのカラージェルやアートを施し、トップジェルで仕上げましょう。

まとめ

ジェルネイルの付け替えで爪の痛みが心配な方に、フィルインはおすすめの施術方法です。しかし、高度な技術を持ったネイリストが行わないと、グリーンネイルなど爪の病気の原因になることもあります。爪に負担をかけにくいジェルネイルが気になるなら、デメリットやメリットを踏まえた上でフィルインに挑戦してみましょう。

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