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フェイシャルエステで知っておきたい美容師法とは

フェイシャルエステとは顔を中心にしたエステティックトリートメントのことです。フェイシャルエステの施術を受けることで顔のくすみやたるみなどが解消される他、ツヤやハリなどの効果も期待できます。

ただしフェイシャルエステを提供する側にとっては注意が必要です。提供する施術が美容師法に抵触していないか確認しなければなりません。無資格で該当の施術を行った場合、違反になることもあるので気を付けてください。

そこで本記事では、フェイシャルエステとは何か確認した上で、フェイシャスエステの施術範囲と理容師法・美容師法、理容師・美容師免許が必要なフェイシャルエステの範囲、フェイシャルエステのおすすめの資格などについて解説していきます。

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フェイシャルエステとは

フェイシャルエステとは顔からデコルテまでの範囲をケアする施術で、ほとんどのエステサロンのメニューに含まれています。

フェイシャルエステの特徴は身体全体を施術するエステとは異なり、顔からデコルテまでを集中的にケアする点です。そのため肌に関するさまざまな悩みの改善を見込むことができ、透明感のある美しい肌に仕上がることが期待できるでしょう。

フェイシャルエステでは美肌を基本的に目指しますが、美肌を目指すコース以外にも美白ケア、エイジングケア、毛穴ケア、小顔ケアなどさまざまなコースが用意されています。

エステサロンで顔や顔周辺のケアを受けることでセルフケアでは効果が出なかったトラブルの解消を期待できる他、結婚式など特別なイベントの前にケアしてもらうことでベストな肌の状態でイベントに参加できます。

フェイシャルエステの施術の種類

フェイシャルエステの主な施術の種類は主に以下の7種類です。

  • ハンドトリートメント
  • パック
  • 毛穴クレンジング
  • イオン導入
  • ラジオ波
  • 超音波
  • EMS

それぞれについて詳しく解説していきます。

ハンドトリートメント

ハンドトリートメントはたるみやくすみ、むくみに効果的な施術で、顔からデコルテまでオールハンドで施術を行います。肌に負担がかからないようにトリートメントクリームなどをなじませ、マシンではなく人間の手で施術を行うのが特徴です。

人間の手によって顔筋や表情グセなどをほぐしていくため、顔の筋肉に無理な負担がかかることはありません。施術後、不要物が流れやすくなるため顔色も明るくなるでしょう。

パック

べたつきやクマ、くすみ、乾燥などにパックは効果的ですが、パックと一括りにしてもさまざまな種類があります。クリーム状のタイプや美容成分を含ませたシート状のタイプ、シートの上からゲルを塗り石膏のように固めるタイプなどはその一例です。

パックを自宅で行っている方も多くいますが、サロンでのプロによるパックは自宅で行うものとは美容成分などに違いがあります。その他にも施術によっては専用のマシンを使用し、美容成分をお肌の深部にまで浸透させていきます。自宅でのパックではアプローチできない部分までアプローチできるため、パック後の効果も実感しやすいはずです。

毛穴クレンジング

毛穴クレンジングとは毛穴の開きや黒ずみ、べたつきなどの悩みの解消を期待できる施術です。

毛穴の開きや黒ずみは詰まった角栓が酸化し、黒ずんでしまったことが原因。サロンに導入されているマシンには強いパワーがあるため、毛穴汚れを強力な吸引力で吸い取れます。毛穴から角栓を除去することにより、毛穴の開きや黒ずみなどが目立ちにくくなります。

イオン導入

イオン導入はシワやくすみ、シミ、たるみなどに効果的な施術です。微弱電流をお肌に流し、イオンバランスを変化させることで、通常のスキンケアではなかなか浸透しない成分も角層の奥まで届けられます。

イオン導入で体内に浸透できる成分はアミノ酸、ビタミンⅭ誘導体、プラセンタ、トラネキサム酸です。美肌成分としてよく知られているコラーゲンやヒアルロン酸は粒子が大きいためお肌に浸透できないので注意してください。

ラジオ波

ラジオ波は電磁波を用いて体内に熱を発生させる施術です。美容効果はもちろん、脂肪燃焼効率を向上させる効果も期待できます。ラジオ波フェイシャルで期待できる効果は肌のトーンアップ、くすみやたるみの解消、小顔効果などです。その他にも高周波の一種であるラジオ波には肌の深部まで温め、脂肪燃焼や血行促進効果もあります。

ラジオ波には自宅用もありますが、サロンで用いるマシンの方が出力レベルが高いため、施術後の効果を実感できることがほとんどです。

超音波

超音波は専用のジェルを顔からデコルテまで浸透させたら、マシンのヘッドを上に引き上げるように当てていきます。細かい振動が肌深くにまで作用することで、新陳代謝が高まり血流が促進されます。

シワやたるみ、むくみなどに超音波は効果がある他、引き締まりや肌のハリなどといった効果も期待できるでしょう。

EMS

EMSとはElectrical Muscle Stimulationの略語で、筋肉を電気の刺激を加えることで鍛えるものです。電気刺激を与えることで筋肉を動かせるため寝ているだけでも筋肉量が増え、脂肪燃焼の促進や代謝アップにも効果があります。

EMSでは高周波と低周波を組み合わせて顔筋をゆるめてから引き締めるため、リフトアップが期待できます。

フェイシャルエステの施術範囲は理容師法、美容師法で規定されている

美容施術の中でも簡単なマッサージや肌の汚れ落としなどであれば、理容師法や美容師法に反することはありません。

またフェイシャルエステとは首から上を対象とした施術が一般的になりますが、顔からデコルテまでを施術することで全身美容の一つとしてみなされることも多いです。そのため理容師法、もしくは美容師法に抵触しないこともあります。1967年の通知による美容師法では、美容師は首から上の部分を美しくするとされているため、範囲が拡張された場合には美容師法に該当しないと定義されています。

もう一つ注意しなければならないのは化粧品や医療部外品の使用についてです。美顔施術に関する1981年の通知では当該施設が容姿を整えるために化粧品、もしくは医薬部外品を用いるなど公衆衛生上一定の知識を必要とする場合に理容師、もしくは美容師免許が必要とされています。

つまりフェイシャルのみを提供している場合には美容師法に抵触する可能性があるため注意しなければなりません。あわせて化粧品や医薬部外品を施術で用いる際には理容師、もしくは美容師の免許が必須です。

理容師、もしくは美容師免許を持たずにフェイシャルエステの施術を行う際は顔から上のみの施術が認められない他、施術できる内容も限られます。

理容師・美容師免許が必要なフェイシャルエステの範囲

前述のようにフェイシャルエステとして首から上の施術を行う際には、理容師・美容師の資格を保有してなければなりません。

理容師・美容師免許を保有していない人は以下の施術を行うことも認められない可能性があります。

  • 美容液を使用したパック
  • 化粧品を使用した顔に施術
  • 眉毛パーマ
  • 美顔脱毛

上記のとおり資格がなければ認められない施術もありますので、施術を行う際は注意するようにしてください。

フェイシャルエステのおすすめの資格

フェイシャルエステに関係する資格の取得を検討している方には、日本エステティック協会のAJESTHE認定フェイシャルエステティシャンがおすすめです。

AJESTHE認定フェイシャルエステティシャンは衛生面、および安全面を踏まえてエステティックの基礎知識とフェイシャルケアの基礎知識を有するエステティシャンに付与される資格です。

この資格はエステティックについて学んでいる人、もしくはエステティック関連業に従事する人に受験資格があります。エステティックについて学ばれている方や仕事をされている方であれば誰でも受験できます。

受験料は以下のとおりです。(※)

  • 個人申込 【単願】8200円(税込) 【併願】15400円(税込)
  • 団体申込 【単願】7700円(税込) 【併願】15400円(税込)

試験内容と試験時間は以下の表にまとめましたので参考にしてみてください。

フェイシャルエスティシャン

  • 共通問題…60問

  • フェイシャル問題 …20問

  • ボディ問題…なし

  • 合計問題数…80問

  • 試験時間… 60分
  • 合格基準は70%以上の正解率です。共通問題、フェイシャル問題、ボディ問題の合計得点で判定されます。

    資格申請には試験に合格すること以外にも条件があり、以下のいずれかの要件を満たさなければなりません。

    • 認定校での勉強や実務経験がある
    • 協会認定校、もしくは理・美容師養成施設で60時間以上のエステティック過程を修了している
    • 800時間以上の実務経験者(週40時間換算で6カ月を目安とした場合)
    • AJESTHE登録教室において所定の認定FEコース・認定BEコース(60時間以上)を修了している

    ※出典:日本エステティック協会.「AJESTHE認定フェイシャルエステティシャン・AJESTHE認定ボディエステティシャン」

    まとめ

    フェイシャルエステは比較的手軽にできる美容施術として人気です。リラックスした空間の中で、顔のトーンアップや美肌効果が期待できる施術を提供できるのはエステならではの魅力でしょう。

    ただし本記事で解説したように、フェイシャルエステは理容師や美容師の資格がない人が行った場合、施術内容によっては法に抵触することもあるため注意が必要です。

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