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美容師になるために必要費用は100万以上?学費や国家試験の費用を徹底解説

ヘアスタイルでトレンドを作り、たくさんの人の美をサポートする美容師は人気の高い職業のひとつです。美容師を目指している方は、美容師になるためにどのくらいの費用がかかるかご存知でしょうか。

本記事では、美容師を目指している方のために、美容師になる方法やなるための費用目安、美容師を目指す上で知っておきたい奨学金や教育ローンに関して解説します。将来美容師として活躍する夢を持っている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

美容師になるにはどうすればいい?

美容師になるためにかかる費用について知る前に、どのような方法で美容師を目指せばいいかを知っておきましょう。実は美容師になるためには、以下の2つの条件を満たさなければなりません。

  • 美容師法で規定された美容学校を卒業する
  • 国家試験である美容師免許を取得する

上記2つの条件を踏まえて、美容師になるための流れを紹介します。

出典:厚生労働省「美容師法の概要」

1. 美容学校を卒業する

美容学校は大きく分けて、通学と通信過程の2つがあり、さらに通学の場合は昼間過程と夜間過程の2種類があります。美容師になるためには、まず美容学校に入学し、通学の場合は2年以上、通信過程の場合は3年以上の課程を修了しなければなりません。

通学でも通信過程でもどちらでも構いませんが、必ずいずれの場合も、厚生労働省が認可している美容師養成施設指定校で学ぶ必要があります。

美容学校で所定の課程を修了すると、美容師試験の受験資格が得られます。

2. 美容師免許を取得する

国家試験である美容師試験の受験資格を得たら、願書を出して受験し、美容師免許を取得しなければなりません。国家試験は年2回春期と秋期に実施されていて、それぞれ実技と筆記に分けて行われます。

国家資格に合格したら、美容師免許の申請を行います。合格通知に同封されている免除申請書のほか、必要書類を揃えて申請しましょう。国家試験に合格しても、美容師免許を取得していなければ、美容師として働けません。

美容師になるための費用【美容学校の学費】

ここからは、美容師になるために必要な美容学校の学費についてみていきましょう。美容学校は通学(昼間過程・夜間過程)、通信過程がありますが、学校によってカリキュラムの内容が異なるため、学費はどの学校で学ぶかによって大きく変わってきます。

一般的には昼間過程の通学が最も学費が高く、次いで夜間通学となり、一番安いのが通信過程です。同じ通学型の昼間過程だとしても、学校によって費用にバラつきがあるため、各美容学校の公式ホームページで、正確な学費を調べるようにしてください。

美容学校は教材以外にもウィッグやカラー剤・パーマ剤などの材料、設備などが必要です。設備などの維持費もかかるため、他の専門学校よりも学費が高い傾向にあります。

通学(昼間課程)の学費目安

通学(昼間過程)の学費目安は200〜300万程度です。

全日制で朝から夕方まで授業を行うため、美容師になるための基礎知識やスキルだけでなく、専門知識やセンスを磨くためのさまざまなカリキュラムが用意されています。学校にもよりますが、メイクやエステ、ネイル、着付け、ブライダルなどの授業を実施しているところも多いです。

カリキュラムが豊富だと、その分学費は高くなる傾向にありますが、基礎から応用まではもちろん、実際に美容師になってから役立つスキルもしっかり身につけておきたい人にはおすすめです。

通学(夜間課程)の学費目安

通学(夜間過程)の学費目安は150〜250万円程度です。

夜間過程は夕方から夜にかけて授業を行うため、昼間過程と比べると授業時間に限りがあります。限られた時間で国家試験合格に特化したカリキュラムとなっているため、ヘア以外の専門知識は学べないことが多いです。

学校によっては2年半〜3年制の夜間過程もありますが、2年制の夜間過程と比べると、学費が高くなります。

夜間課程は働きながら美容師を目指したい人におすすめです。

通信課程の学費目安

通信課程の学費目安は50〜70万円程度です。

3年制ですが、通学型の美容学校と違って設備代や維持費があまりかからないため、かなり学費を抑えて美容師を目指せます。基本的には自宅で学習してレポートを提出しますが、定期的にスクーリングで実習を受け、美容師として必要な技術を学びます。

現在美容院で働いている人や、今のライフスタイルに合わせて勉強したい人、できるだけ費用を抑えたい人におすすめです。

美容師になるための費用【美容師国家試験の受験費用】

美容師国家試験は、筆記試験と実技試験に分かれていて、各費用は以下のとおりです。

筆記試験と実技試験を受験する際の費用:25,000円
筆記試験のみの費用:12,500円
実技試験のみの費用:12,500円
*2023年1月17日時点の情報です。

出典:公益財団法人 理容師美容師試験研修センター 「受験手続(受験願書の入手方法・提出方法)」

美容師免許を取得するためには、どちらの試験にも合格する必要があります。どちらか1つだけ合格した場合は、次の試験で合格した試験が免除となるため、2回目は不合格実技・筆記のいずれかだけを受験することになります。

奨学金制度、教育ローンを利用することもできる

ここまで解説したとおり、美容師になるためにはある程度のお金が必要です。「すぐに費用を用意するのが難しい」という場合は、奨学金制度や教育ローンを利用することも検討してみてください。また、学校によっては独自で学費減免制度を用意していることもあります。

それぞれ詳しく紹介します。

奨学金制度

日本学生支援機構が行っている制度で給付奨学金と貸付奨学金があります。

給付奨学金は返済が不要で、美容学校の入学金や授業料が免除もしくは減額される制度です。給付型奨学金を受けるためには、高校などでの学力基準や本人と生計維持者(父母など)の収入基準など、規定の条件を満たさなければなりません。

貸与型奨学金は返済が必要で、無利子の第一種奨学金と利子つきの第二種奨学金があります。それぞれ制度を利用するための条件は異なりますが、条件を満たせば二つを併用することも可能です。学生が本人名義で借りて、卒業後に自分で返済します。

教育ローン

教育ローンは学費や教育費に充てるための制度で、日本政策金融公庫が運営する国の教育ローンと、各金融機関が扱っている教育ローンの2種類があります。

国の教育ローンは扶養している子供の人数で世帯年収の条件が決まっており、原則として借入額は350万円までで、固定金利・年1.95%で借入が可能です。

金融機関が扱っている教育ローンの融資限度額や金利、返済期間などは金融機関ごとに異なります。また、金融機関によっては年収の下限条件が定められているため、お近くの金融機関でご確認ください。

教育ローンは学生の保護者が借りて返済を行います。

美容学校ごとの支援制度

美容学校によっては、条件を満たした学生の学費免除や軽減を行う独自の学費支援制度を用意しています。支援制度の有無や、支援内容は学校によって異なりますので、美容学校のホームページで確認しましょう。

例えば、山野美容専門学校は1年次の納入金から108,000円が減額される『学校推薦型選抜<公募制・指定校制>入学特典』や、2年次に50万円以内の貸与が受けられる『山野愛子 奨学金』などがあります。

また、東京美容専門学校では、入学納付金から10万円を免除する『総合型選抜 入学金減免制度』や『学校推薦型選抜(指定校制)入試 入学金減免制度』などを用意しています。

出典:山野美容専門学校「本学独自の支援制度」
出典:東京美容専門学校「奨学金制度」

まとめ

美容師になるためには美容学校の学費と国家試験の費用がかかります。美容学校の学費は通学(昼間・夜間)、通信課程のいずれを選ぶかによって大きく変わってきますから、志望する学校でどのくらいの学費が必要なのかを確認し、無理なく通える学校を選びましょう。

また、学費をすぐに用意できない場合は、奨学金や教育ローンを検討することもおすすめします。学校ごとに独自の支援制度を用意しているケースもあるので、志望する学校の制度を調べてみましょう。

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