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フリーランス美容師とは?メリットやデメリット、働き方などを紹介

特定のサロンに属さずに個人事業主として美容師の仕事をするフリーランス美容師。
聞いたことはある、興味はあるけど、実際にはどのような働き方なのか知らない方も多いのはないでしょうか?近年、フリーランス美容師は増加傾向にあり、今後は更に増えてくると言われています。

この記事を読んでいるあなたも美容師としてのキャリアを重ねていく中で、サロンに属して働き続けるか、自分でサロンを開業して独立をするか、悩む日が来るかもしれません。
今回はフリーランス美容師の働き方の種類やメリット・デメリットを解説します。

フリーランス美容師とは?

フリーランス美容師とはサロン等に雇用されず、個人事業主として働く美容師のことです。
これまでの美容師の働き方と言えば、サロンに就職をして勤務をする、自分でサロンを開業する、という働き方が主流でした。
しかし、長い拘束時間と激務、薄利多売で安月給。また、自分でサロンを開業するにはお金も時間もかかるうえにハイリスクであることから、離職する美容師が多く“辞めて当たり前の業界”と言われてきました。

そんな美容師の働き方も時代とともに変わり、有効に稼ぎながら仕事もプライベートも充実する働き方が叶うフリーランスが注目されるようになりました。働き方が見直される昨今、フリーランス美容師は年々増加しており、日経MJ新聞の記事によると2017年時点で8万人を超えたと言われています。

フリーランス美容師と一口に言っても「業務委託」「面貸し」「シェアサロン」等、様々な働き方があります。一つひとつの働き方を解説していきます。

業務委託

業務委託とはサロンに雇用されるのではなく、個人事業主として店舗と直接契約を結び、業務を遂行する働き方です。
給与は売上から歩合制で支払われるのが一般的で、歩合率の平均は売上の40%~60%程となります。入客した分だけ給与に還元されますので、やりがいを感じながら働くことができます。道具や薬剤はサロンのものを使うことが多く、初期費用は最低限でスタートできるのが最大のメリットです。
また、出勤する曜日や時間も自由に設定することができるサロンが殆どで、育児や介護、副業等、仕事以外に取り組んでいることがある方でも無理なく働くことができます。

面貸し

面貸しとは他の人が経営しているサロンの席を借りて営業する働き方です。サロンのオーナーと美容師は「オーナーと従業員」ではなく、「店舗オーナーと利用者」の関係になる為、給与はサロンから支払われるのではなく、お客様からいただいた売上がそのまま給与になります。
サロンの席を借りるにあたり、サロンには売上に対する歩合や使用料等を支払います。お客様に提供するメニューや金額は自分で設定することができるので、自分のお客様が多いとサロンに勤務するよりも高い収入を得ることができる可能性があります。
しかし、面貸しは業務委託とは違って場所だけを借りているので道具や薬剤は全て自分で用意をしなくてはなりません。お客様の管理や集客も自分自身で行う必要があります。
業務委託に比べて費用や手間はかかりますが、リスクを抑えて経営の経験が積めます。

シェアサロン

シェアサロンとは、複数のフリーランス美容師が共同でサロンをレンタルして営業する働き方です。用意されている全ての席が貸出用で、個室が完備されているサロンもあります。場所を借りて営業するという面では面貸しと同じですが、サロン全体を使用できるので、より自由な環境で働くことができます。
利用料金は、「月額固定利用料」「固定+歩合料」「時間料」のいずれかを採用しているサロンが多くなっています。
面貸しと同様、道具や薬剤の用意や集客は自分で行う必要がありますが、リスクやコストを抑えて独立が可能です。

フリーランス美容師のメリット

フリーランス美容師のメリットとして、主に5つのことが考えられます。一つずつ詳しく紹介していきます。

独立の初期費用やリスクを軽減できる

フリーランス美容師はどの働き方を選択しても初期費用は殆どかかりません。多額のローンを背負う必要もないので、低リスクでスタートできます。昨今は集客にSNSを活用する美容師も多く、集客にかかる費用も抑えられるようになってきました。

収入がアップする

基本給のようなシステムがないので、働けば働くほど報酬が増えていきます。実際に月に100万円~150万円ほど稼いでいるフリーランス美容師もいます。収入がアップすることで仕事へのモチベーションも上がり、やりがいも感じることでしょう。

出勤日数や時間を自分で決めることができる

フリーランス美容師として働く最大のメリットは自由度の高さです。業務委託の場合は、ある程度サロンの営業時間に従う必要があるかもしれませんが、面貸しやシェアサロンの場合は自分自身で営業時間を決められます。サロンに雇用されている時には難しかった土日休みや早上がり等も可能です。

マンツーマンでお客様に向き合える

基本的にはカウンセリングからスタイリングまで、自分一人で対応します。予約枠の調整も施術時間も全て自分で決める事ができるので、流れ作業になることもなく、一人ひとりのお客様としっかり向き合うことができます。

好きな商材を使用することができる

自分の好きなメーカーの薬剤を仕入れて使用することができるので、理想の仕上がりを追求することが可能です。「髪質改善」等の特定のメニューに力を入れて集客をすることもできるので、自分のやりたいことを自由に提供できます。

フリーランス美容師のデメリット

次にフリーランス美容師のデメリットを紹介します。良いことだけではなく、リスクも踏まえたうえでしっかりと検討しましょう。

収入が安定しない

働けば働くほど報酬が増えるということは、働かなければ収入を得ることができないということです。一定数のお客様を持っていないと思うように稼げないことが考えられます。また、固定給がない為、万が一体調を崩して働けなくなった場合は収入がなくなります。元気に働けるうちに保険に加入しておく等の対策が必要です。

業務以外の事も全て自分でやらなければならない

サロンに勤務するとスタイリストの他にアシスタントがいる為、作業の分担ができます。しかしフリーランス美容師は集客をはじめ、お客様の情報管理や道具・お金の管理、確定申告等、全て自分で行う必要があります。しっかりと自己管理ができないと難しい働き方でもあります。

技術を教えてもらう機会がない

フリーランス美容師の場合は基本的に一人なので、先輩に教わったり、後輩に教えたりしながら技術を磨くという環境はありません。自発的に講習会に参加してスキルアップを目指す必要があります。また、シェアサロンによってはフリーランス美容師同士で勉強会や、最新情報の共有をしているところもあるようです。

フリーランス美容師に向いている人の特徴

サロン勤務の働き方とは全く異なるフリーランス美容師。ではどのような人がフリーランス美容師に向いているのでしょうか?向いている人の傾向を5つ紹介します。

自己管理能力がある人

フリーランス美容師にとって、自己管理能力は最も重要です。上記でもお伝えしましたが、基本的には一人で全ての業務を行うことになります。その為、お金やスケジュールの管理がしっかりできる人がフリーランス美容師に向いています。
スケジュール通りに動くのが苦手な人やお金にルーズな人は、フリーランス美容師として働き続けることは難しいでしょう。

一定数のお客様を持っている人

自分を指名で来てくれるお客様が多いほど、フリーランス美容師に転向しても働いていけるでしょう。また、サロンに勤務していたときよりも収入も上がる可能性が高いので、より充実感を得ることができます。

向上心がある人

お客様に長く通ってもらうためにもホスピタリティや技術を追求し続ける必要があります。コンビニよりも多いと言われているヘアサロン。価格帯が安いサロンも多数あり、お客様が他のサロンや美容師に取られてしまうことも充分に考えられます。常に向上心を持ち、腕を磨いていくことが大切です。

お客様と一対一で関わりたい人

フリーランス美容師は基本的に一人で全ての業務を行うので、お客様としっかり向き合うことができます。サロンに勤務しているとアシスタントと分担して施術をしたり、複数のお客様を掛け持ちしたりすることもあります。お客様もリラックスできず、施術も慌ただしくなりがちです。フリーランス美容師カウンセリングからスタイリングまで、一対一で関わることが可能なので、お客様からの信頼も得ることができるでしょう。

自ら営業や集客ができる人

SNS・ブログ・Webサイトでの情報発信はフリーランス美容師には必須です。特にSNSはフォロワー数がそのまま集客にも反映すると言えるでしょう。新規顧客獲得や営業の為にこまめに情報を発信できるタイプの人はフリーランス美容師に向いています。

フリーランス美容師になるには?

フリーランス美容師になるには、管理美容師の資格取得が必須です。管理美容師の講習会を受講するには3年以上の美容業務経験が必要になります。技術を身につけて顧客を獲得する為にも、サロンで3年以上は美容師として活動しましょう。管理美容師を取得できれば、フリーランス美容師として働き始めることができます。
フリーランス美容師として活躍するのに最も重要なのはサロン選び。報酬や施設を利用する為の使用料、人間関係等、気になることは沢山ありますよね。
サロンdeジョブには「業務委託」や「面貸し」、「シェアサロン」の求人も多数掲載しています。弊社のキャリアコンサルタントがあなたの希望を元に、求人をご紹介することも可能ですのでお気軽にご相談ください。

まとめ

様々な業界で働き方が見直されている今、フリーランス美容師は今後も更に増えていくと思います。
サロンに勤務する従来の働き方も、フリーランス美容師として働くことも、どちらにもメリット・デメリットはあります。現在の働き方や収入に納得がいっていない人や独立・開業の夢に向かって様々な経験を積みたい人は、一度検討してみてはいかがでしょうか?
フリーランス美容師は“自分らしさ”を大切にしながら活躍できる働き方です。
自分に合った働き方を見つけて美容師として長く輝いていきましょう。

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