通信課程で美容師免許を取得する方法!学び方やメリット・デメリットを解説
美容師免許を取得するために通う美容専門学校には、通信課程というコースがあります。
これは仕事と並行して美容師免許取得を目指す人のためのコースで、
「美容室で働きながら美容師免許を取得したい」
「今の仕事から美容師に転職したい」
「大学に通いながら美容師免許の習得を目指したい」という方に最適です。
自分のペースで勉強をして美容師免許の取得を目指す通信課程ですが、実際はどのようなカリキュラムで勉強するのでしょうか。
本記事では通信課程での学び方や、メリット・デメリットについて解説していきます。
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美容専門学校の種類
美容専門学校には、ライフスタイルに合わせて学べるように昼間課程・夜間過程・通信課程等のコースがあります。それぞれの特徴を紹介します。
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昼間課程
昼間課程は、一般的な学校と同じように週5日で午前から午後にかけて授業を受けます。
国家試験に向けて、2年間で必須科目1,400時間、選択必須科目600時間、計2,000時間以上の勉強をします。
ヘア以外にもネイルやメイク、エステティック等、様々なジャンルに特化した講師も在籍しているので、美容を幅広く学ぶことができます。
夜間課程
夜間課程は、学校により異なりますが夕方から21時頃まで、1日あたり2~3コマの授業を受けます。
1日のコマ数は少ないですが、必須科目1,400時間、選択必須科目600時間、計2,000時間以上の勉強が必要で、2年半ほどかけて国家試験対策を行います。
仕事や他の学校に通学しながら美容師免許の取得を目指す人が大半です。
通信課程
通信課程は、日本理容美容教育センターが実施しているレポート提出と、各専門学校が行うスクーリングと呼ばれる対面形式の授業に出席して、国家試験に向けて勉強をします。
就学年数は最短3年間で、昼間課程や夜間課程よりも学ぶ期間が長くなります。会社員から大学生、主婦まで将来美容師を目指す様々な年代の方が在籍しています。
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通信課程での学び方
通信課程では、レポート提出とスクーリングで学びを深め、国家試験対策をすることがわかりました。
ここではその学び方を深掘りしていきます。
自宅でコツコツ!レポート提出
日本理容美容教育センターから出される課題に月1回、3年間で36回レポートを提出します。教科書を参考にしながらレポートの問題を自宅で解き、提出期限までに日本理容美容教育センターに郵送します。レポートの合格店は100点満点で60点以上。60点未満で不合格の場合は、再提出レポートが返送されてきます。
学ぶ内容は関係法規・制度や衛生管理、保健など、昼間課程や夜間課程などの通学制と変わりません。指定の教科書からの出題で教科書を参考にしながら回答できるので、そこまで難しいものではないと考えて良いでしょう。
ただし、期日までに提出ができないと単位として認められません。卒業するには計画性や自己管理力が必要になります。
スクーリングで技術指導や試験対策も!
スクーリングとは実際に美容専門学校に行き、講師から直接受ける授業のことをいいます。美容室に勤務している人は3年間で300時間以上、それ以外の人は600時間以上が必須となります。
授業内容は座学と美容実習で、実践でしか学ぶことのできない内容はもちろん、自宅学習での疑問などもここで解消することができます。
通学の頻度は学校によって様々で、毎週通学する日数が決められている学校や、春休みや夏休みなど一定期間に集中的に通学する学校、夜間に行われる学校などがあります。
自分のライフスタイルに合わせて学校を選ぶと良いでしょう。
通信課程のデメリット
通信課程の仕組みや通学制との違いが理解できたところで、デメリットを確認していきましょう。
自己管理が必要になる
スクーリング以外は自分で学習をして、期日までにレポートを提出なくてはならないので、計画性が必要です。
また、仕事や他の学校が忙しくて勉強の時間を確保できない人は両立が難しくなる可能性があります。
サポート体制に不安を感じる
通信課程は自宅での学習がメインなので、勉強をする中で疑問に感じたことをすぐに講師に質問できる環境ではありません。
スクーリングで講師に質問することはできますが、限られた時間の中で全ての疑問を解消することは難しい可能性があります。
そのため、サポート再生に不安を感じる人も多いといえるでしょう。
通信課程のメリット
通信課程では仕事との両立が難しいことやサポート体制に不安を感じることがあるというのがわかりました。
次に通信課程のメリットを見ていきましょう。
学費を抑えることができる
通信課程は昼間課程や夜間課程の通学制と比較して、学費が安く設定されている学校が多いことが特徴です。
通学制の学費は平均で200万円~300万円のところ、通信課程は50万円~70万円程度になります。これは通学制に比べて講師の人件費や施設費を抑えることができるからといえるでしょう。
自分のペースで学べる
通信課程では指定された時間のスクーリングはあるものの、レポート提出がメインなので、自分の好きな時間に自由に勉強ができます。
日中は仕事や大学に通って夜や休日に勉強をするなど、自分のペースで無理なく学ぶことが可能です。
まとめ
通信課程は自宅学習がメインのため、仕事や他の学校と両立させながら国家資格に向けた勉強ができることがわかりました。
通学制と比べて学費が安くなったり、自分のペースで学べたりするメリットがある一方、自分で勉強をしなくてはいけないからこそ自己管理ができないと両立が難しいというデメリットもあります。
また、スクーリングの通学頻度や時間、サポート体制も各学校により異なります。
自分にあった学校を目つけて計画的に試験対策をして美容師免許の資格を目指しましょう。
通信課程がある学校を紹介
山野美容専門学校|通信課程
美容室で働いていない方も入学可能◎
スクーリングは「春期・夏期コース」「夜間コース」「土曜日コース」のいずれかから、ライフスタイルに合わせて選んで受講できます。
国際総合ビューティーカレッジ|美容科 通信課程3年間
スクーリングは月2回で年15回!
美容室で働きながら、無理なく通える範囲です。
東京美容専門学校|美容通信科
美容室で働いている方と働いていない方、それぞれコースが設けられています。
スクーリングは毎週あり、わからないことは講師にすぐに聞ける環境です。
マンツーマンでしっかり教えてくれるのも嬉しいポイント◎
名古屋綜合美容専門学校|通信課程
美容室で働いていない方のためのコースがあり、20代~50代と年齢層の幅が広いのが特徴。
学歴不問で中卒以上で入学可能です。
福岡美容専門学校|通信課程
3年間で305時間のスクーリングにレポート提出が月1~2回。
美容室で働きながら無理なく学べるところが魅力♪