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美容師になるには?仕事内容や今後のキャリアについて解説

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【美容師の仕事内容】基本のキを押さえてミスマッチを防ぐ指南書

美容師というとどんなイメージを持っていますか?



2000年頃には「カリスマ美容師」ブームが起こり、なりたい職業ランキングでも上位に挙がった人気の職業です!



ですが、そんな簡単にカリスマ美容師になれるような甘い世界ではないのもまた現実です。



アシスタント時代が厳しいということは、美容師ではない人でも聞いたことがあるかもしれません。



それでも美容師は、いつの時代も憧れる存在であることに変わりないようです。



それほど魅力のある美容師とはどういった仕事内容なのか、詳しくみていきましょう!

美容師とは?

美容師とは?

まず美容師になるために必要な資格は、何と言っても「美容師免許」です。



多くの美容師は美容学校に2年間通い、年に2回開催される国家試験を受け、合格すると晴れて美容師として働くことが出来ます!



もちろん、サロンに就職してもいきなりお客様のヘアカットに入れる訳ではありません。



アシスタントからスタイリストになるまでにどんなステップを踏むのか、そして将来美容師として成功するためにはどんなパターンがあるのか?



気になる美容師の実態をさらに掘り下げて調査してみます。

美容師の役割

美容師の役割は「髪の毛を美しく整える」ことです。



お客様の「こういう風にしたい」という要望を聞き出し、そのイメージ通りに再現するのが美容師の仕事なので、技術はもちろん時代に沿ったセンスが問われます。



技術者であり、センスを生かしてヘアスタイルを作り出すアーティストでもあるのです。

「美容師」と「理容師」の違い

ところで、美容師と理容師との違いを知っていますか?



従来の理容室というと、古臭い、おじさんが行くというような昔ながらのサロンのイメージがあるかもしれませんが、最近ではそのイメージを一新するような、オシャレな理容室も増えています。



そこで理容師の役割も一言でいうならば、それは「髪の毛を整える(身だしなみ)」になります。



美容師と理容師で、実際施術内容が同じような場合もありますが、その決定的な違いは「顔剃り」ができるかどうかです。



理容師免許では顔剃りが認められていますが、美容師免許では“メイクをするにあたって必要な施術“としてしか顔剃りが認められていません。



「美容師は容姿を美しくするのが仕事」「理容師は容姿を整えるのが仕事」と区別すると分かりやすいですね。



詳しくは、こちらの記事で説明しているので気になる方はチェックしてみましょう。

『美容師』『理容師』どう違う?~ダブルライセンスのメリット&資格取得方法~

美容師とは?

美容室に行くと、次のような施術を受けることになります。

施術の流れ
  • STEP1
    カウンセリング
    まずはお客様にどんな要望で来店されたのか、なりたいイメージや希望をしっかりカウンセリングをします。希望だけでなく、お客様の好みや雰囲気、今の髪の状態を確認しておくことも大事なポイントです。
  • STEP2
    シャンプー
    カットやカラー・パーマをしやすくするためにシャンプーを先にします。プロが洗うことで汚れがしっかり落ちたり、お客様にとってはマッサージ・リラクゼーション効果が絶大です。人にシャンプーをしてもらうととても気持ちがいいですよね!
  • STEP3
    カット
    全体のバランスや髪の生え方を注意しながらカットしていきます。お客様自身が扱いやすいようにカットすることが大切です。
    また、髪が伸びてもバランスが保てるようにカットするのが美容師としての腕の見せ所です。
  • STEP4
    カラーリング
    お客様の希望のカラーに仕上がるように、カラー剤を塗って髪の色を変えます。カラーを専門にするカラーリストという職業もあります。
  • STEP5
    パーマ
    お客様の希望の仕上がりになるように、髪質に注意しながらパーマをかけます。その種類もサロンによって違うので、様々な技術に対応できるようになる必要があります。
  • STEP6
    ブロー、セット
    シャンプー後や仕上げの際に髪をブローします。ただ乾かすだけではなく、セットしやすいようにブローしていきます。お客様が自分でもセットできるようにポイントを伝えることも多いです。
    結婚式などのイベント用にヘアセットをメインに行う場合もあります。

普段、美容室で接客・サービスを受けていれば分かる施術内容ですが、それを逆に行うイメージで概ね合っています。

1日の流れ

1日の流れ

では、実際にサロンで働くスタッフの一日の流れを追ってみます!!

9:00 出勤
開店準備!
予約の確認など朝礼を行ってお客様を迎える準備をします。
9:30 オープン
お客様への接客・施術などがスタート。
スタイリストはカット・カラー・パーマなどお客様の希望の施術に入り、アシスタントはスタイリストの技を観察して学びながらお手伝いをします。
休憩を取るタイミングや休憩時間はその日のサロンの忙しさによって変動することが多いです。
20:00 クローズ
閉店作業をします。清掃や翌日の準備をしてから帰ります。
また個人練習や全体練習などを閉店後に行うことも多いです。

美容師のキャリアごとの仕事内容

美容師のキャリアごとの仕事内容

サロンによって呼び方やステップに違いがありますが、大抵のサロンではアシスタント~スタイリスト~トップスタイリスト~マネージャーなどの役職があります。



先程挙げた仕事内容も、役職で分担されていることも多いです。



そして同じサロンで働く美容師でも、役職によって大変なこととやりがいは異なるようです。



大まかに、アシスタントとスタイリストはどう違うでしょうか?

アシスタント業務・大変さとやりがい

初めて美容師として働き始めて2~3年間は、アシスタントとして働きます。

主にサロンの開店・閉店準備や掃除・片付け、受付や雑務など、サロンの運営やスタイリストのサポートをする業務と、シャンプー、マッサージ、カラー・パーマの補助や練習などの技術面での業務です。

開店前や閉店後の練習による長時間の労働や、1日に何人ものお客様のシャンプーをするので手荒れや腰痛など身体面での大変さがあります。



そんな中でも、ただ業務をこなすのではなく、お客様に喜んでもらいたい!という意識を持つときっとやりがいが見つけられるはずです。



「シャンプーをしたお客様に喜んでもらえた!」「楽しい会話をしてお客様に覚えてもらえた!」など多くのお客様と接する機会があるアシスタントだからこそ味わえる喜びもありますよ。



また最近では、これまでの長時間労働を見直して、営業時間の空いた時間に練習をしたりするなど、働き方や環境を改善するサロンも増えてきています。

スタイリスト業務・大変さとやりがい

アシスタント期間が大変なほど、晴れてスタイリストになった時の喜びは大きいと思います。



お客様をカウンセリングから仕上げまで担当し、売上管理にも責任を持ちます。

基本的な技術を全て習得している状態になりますので、お客様のなりたいイメージに仕上がるようにカットやパーマなどの施術をします。また、通常の接客・施術業務に加えて、アシスタントの教育・指導も行います。

営業時間外に及ぶこともあるので、スタイリストになってからも長時間拘束される大変な仕事ではありますが、アシスタントが一人前になった時には親のような気持ちで一緒に喜べるやりがいがあります。

アイコン
そして何よりも、お客様からの「ありがとう!」の笑顔は美容師として一番のやりがいです!

お客様のイメージ通りに、さらにはそれ以上の仕上がりに、直接感謝の言葉を伝えてもらえる喜びは、美容師になって良かったと思える醍醐味です。

スタイリストから先のキャリア

スタイリストから先のキャリア

どのステップも、サロン独自の実技チェックや実績などにより地道にキャリアアップしていきます。



スタイリストとなり、お客様の指名も取れる人気スタイリストになると、充実した美容師ライフを過ごせるでしょう。しかし、その後のキャリアはどんな道があるでしょうか?

店長としてサロン運営に関わる

店長まで昇格し、サロンの責任者として売り上げ管理やスタッフの指導・管理を行います。もちろん、指名のお客様の施術も行います。



サロンの方針を決めたり、人気サロンになるよう戦略を立てたり、経営の面でもやりがいがあります。

独立して自分のサロンをオープンする

このために美容師を目指した人も多いかもしれません。



技術だけでなく、サロン運営のノウハウを学んでから独立して自分のサロンを持つことができます。



サロンの系列店舗として開店する場合と、一から自分のサロンを創り上げることも可能であり、自分の理想のサロンを開くのは美容師として夢が広がります。

美容師の講師・指導者になる

大手サロンだと研修センターなどがあり、そこで新人教育や研修を行う指導者の道もあります。



学校の講師や外部講師として働くなど、教えるのが好きな人は自分に合った形態で働き方を見つけるといいかもしれません。

美容師として活躍する場所

美容師として活躍する場所

美容師は美容室・サロンだけが輝ける場所ではありません。

美容室・サロンで働く

美容師の活躍する場と言えばヘアサロンが一般的です。



その中でも正社員・アルバイトだけでなく、フリーランスといった働き方があるのが美容師ならではです。



フリーランスの場合、拘束時間がなく基本的に自由に働けるので、固定のお客様がある程度いる美容師なら稼げる働き方です。

福祉美容師として働く

まだ聞きなれない人も多いかもしれませんが、福祉美容師とは、介護が必要な方や障害のある方の自宅や病院・福祉施設に訪問し、美容の施術を行う美容師のことです。



超高齢化社会が進む日本では、今後ますます必要とされる仕事であり、美容師が活躍できる場だと思います。



美容師・理容師免許以外にも、「認定福祉美容介護師」などさらに専門の資格を取得するのが望ましいです。

ヘアサロン以外の活躍の場

新郎新婦のヘアセットなどをメインに行うブライダルヘアメイクスタッフや、フォトスタジオで撮影用にヘアメイクや着付けをするといった活躍の場もあります。



さらに冒頭でも紹介したヘアメイクアーティストとして実力と人気があれば、雑誌の撮影やファッションショーにてモデルのヘアセットを行う、テレビ局で芸能人の担当をするなどの世界もあります。

アイリストという働き方

アイリストになるのにも美容師免許が必要です。



ですが髪の毛を扱う美容師の技術とは全く違うものになるので、まつエクやまつ毛パーマなどアイに関する知識と技術を一から学ぶ必要があります。



アイリストを目指すためのスクールも増えており、美容師からアイリストになって活躍する人も増えています。

まとめ

まとめ

美容師の仕事とは、大変だからこそやりがいがあり、努力するほど確実に自分の成長を実感できるので、挑戦しがいのある職業です。



さらに様々な美容サービスが増えている中で、国家資格である美容師免許を持っていることは、その活躍の場を広げてくれる強みとなります。



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