エステティシャン志望の方必見!差がつく自己PR・志望動機作成ガイド
- エステティシャン
エステティシャンとして希望のサロンに内定を獲得したいなら、志望動機や自己PRの書き方に注意が必要です。
今回は未経験・経験者とシチュエーション別に志望動機と自己PRの例文やポイント、注意点を解説します。エステティシャンを目指して羽ばたこうと考えている人に役立つ内容なので、ぜひご一読ください。
エステティシャンの仕事とは?
エステティシャンの仕事内容は次の通りです。
- 施術
- カウンセリング
- 美容商品の販売
- 会計
- 衛生管理
- SNSやホームページの運用
施術以外にもさまざまな業務が伴います。最近は施術メニューも細分化され、お客様の要望に合わせたメニュー展開が増えてきています。
お客様のお悩みに応じて、適切なメニューをご案内するカウンセリング力もエステティシャンとしてとても重要な役割です。そのためにはどのようなメニューがあるか把握していきましょう。
履歴書添削&面接対策もサロンdeジョブにお任せ♪
エステティシャンの求人をチェック!
エステのメニューはさまざま! どのような施術があるか事前研究しよう
エステの代表的な施術にはフェイシャルやボディ、脱毛、リフレクソロジーなどがあります。求人によって業務内容は異なるため、担当したいメニューができるサロンかチェックが必要です。エステティシャンの求人例を紹介します。
エステティシャンの求人はどんなものがあるの?
エステティシャンになるには特別な資格や免許は必要ありません。未経験者向けに充実した研修制度を整えているサロンや、土日に休暇を取得できる制度をはじめ柔軟な働き方を押し出す求人も見受けられます。
サロンdeジョブの掲載求人からいくつか抜粋して紹介します。
未経験の方でも安心の整った研修制度や、給与含めてかなり好待遇です。
◆パーツ美容専門サロン DanjoBi(ダンジョビ)
https://salon-de-job.com/job/28325
研修体制が充実しているので、エステ未経験の方でも安心してデビューができます!
◆クリニカルサロン シーズ・ラボ
https://salon-de-job.com/job/39563
年末年始休暇/リフレッシュ休暇/日曜定休など休みもも充した実痩身に特化したサロンで、入社された方はほとんど未経験の方からスタートしています!
◆ビューティーリバース
https://salon-de-job.com/job/34918
スタッフの80%以上は、未経験からのスタート!月給 250,000円~の高水準の給与体系!
◆ラ・パルレ
https://salon-de-job.com/job/35261
志望動機と自己PRの違いは?
志望動機と自己PRは伝えるべき目的が異なります。
志望動機は入社したいと感じたサロンの魅力を伝えるのが狙いです。自己PRは自分を採用したら企業側が得られるメリットを訴求します。そのため、ポイントを把握し目的に沿った内容を書き分けましょう。
採用担当者に刺さる志望動機を作成するには、業界・企業研究に時間をかけ、他のサロンではなく当サロンを選んだ理由を明確に伝えます。自己PRでスキルや能力を伝える際は、根拠となる具体的なエピソードも交えるのがポイントです。
例えば、困難に出くわしたときにどう乗り越え、実績につながったのか示すなど、採用担当者があなたが自分のサロンで働くイメージを持てるようにできるだけ具体的に伝えましょう。アピールポイントは入社したいサロンの求める人物像に合わせるのが基本で、自分の長所だと感じる部分を一方的に主張してもあまり意味がないことを押さえておきましょう。
【シーン別】エステティシャンの志望動機の書き方
未経験者と経験者では志望動機で伝える内容は異なります。応募者のシチュエーション別に、書き方のポイントと例文を紹介します。
美容専門学校の場合
現在専門学校で学んでいる場合、エステティシャンに憧れた理由と合わせて、美容専門学校への入学を決意した経緯も伝えましょう。
私は幼少期から肌のトラブルで悩んできて、自分と同じ悩みを抱える人のサポートをしたいとの想いから、美容専門学校に入学しました。当サロンを志望したのは、在学中にお世話になった恩師から、業界でも素晴らしい功績を持っていると推薦していただいたからです。自分でホームページの内容を隈なくチェックし、独自の施術内容やコースメニューを揃える経営努力が素晴らしいと感じました。一日も早くこれらの技術を習得し、お客様から選んでもらえる存在になれるよう頑張ります。
私は人に尽くすこと・喜ばれることが好きな性格で、幼少期から地元のボランティア活動にも積極的に参加してきました。高校に入学してなりたい仕事を考えたときに、お客様を美しくするエステティシャンに魅力を感じました。美容専門学校に入り、2年間のカリキュラムを受講し、AWA認定エステティシャンの資格を取得できました。当サロンは大手で国内での知名度が高いうえに、海外への社会貢献支援や募金活動にも積極的で社会的にも大きな役割を担える環境だと感じています。ぜひ御社に身を置き、いち早く仕事を覚えて、会社に貢献できる存在になれればと考えています。
就職:未経験者の場合
未経験者の場合、エステティシャンへの想いや意欲の高さを過去のエピソードを通じて、ていねいに書くのがおすすめです。施術を受けた実体験を通して、感動や感謝の想いを詳細につづると好印象です。また美容と関係がなくても、未経験の分野へ果敢にチャレンジした経験があれば、合わせて伝えましょう。何事にも前向きで行動力も高いとアピールすることが可能です。
私は元々エステティシャンに憧れを抱いていながら、専門学校に通う資金面の余裕がなく、さまざまな接客業を経験してきました。接客の仕事を選んだのはお客様への対応力や商品の販売力を鍛えたいという想いからです。エステティシャンを志したのは、お客さんと密に関わるなかで感謝や感動を感じられる仕事だと感じたからです。私自身はじめてサロンに行ったとき、担当の方に優しく声をかけていただいたおかげで、緊張や不安が和らいだ経験があります。施術後には驚くほどの変化を実感し、施術を受けて良かったと心から思いました。私もお客さんの印象に残る存在になるため、努力に励む所存です。
充実した研修制度やキャリアアップ制度に魅力を感じ、貴社を希望いたしました。前職はコスメやスキンケア商品の販売スタッフとして、提案を通してお客様から変化を感じられたと喜びの言葉をいただくことにやりがいを抱いていました。次第に自分自身でお客様の美を促進するお手伝いがしたいと思い至ります。前職で身に付けたコスメやスキンケアの知識、さまざまな人との良好な関係の築き方などはエステティシャンでも活かせるのではと考えています。
就職:経験者の場合
経験者は今働いているサロンでの実績をアピールの材料に使うと効果的です。
当サロンの一人ひとりにお客さんに寄り添った施術をしたいというコンセプトに惹かれ、志望いたしました。全国にチェーン展開する大手サロンに5年間勤務してきましたが、お客さんの数が多く、日々の業務をこなすだけで精一杯でした。ていねいなカウンセリングを通して、お客様の悩みや要望を正確に把握しないと、本当に満足する施術にはつながらないと感じています。当サロンなら私の理想のエステティシャン像を追及できると確信したので、この度行動を起こしました。
前職ではフェイシャルを中心に担当してきましたが、次第に他の分野にも手を広げ、総合的にお客様の美しさのサポートをしたいと思い至りました。前職のサロンは専門性を押し出す経営方針を採用しており、ボディも担当したいと希望を申し出ても、受け入れられることはありませんでした。当サロンはトータルビューティーの理念を掲げ、技術力の高さが評判で、まさに理想的な環境だと感じています。今までの経験を活かしつつ、仕事の幅を広げることで、サロンに貢献する所存です。
エステティシャンの志望動機を書く上でのポイント
エステティシャンの志望動機で重要なのは、他のサロンではなく当サロンを選んだ理由を具体的、かつ説得力をもって語ることです。
採用側も求人サイトへの登録や広告などコストをかけて採用活動を行っています。採用後にすぐ辞められると非常に困るので、長く働き続けるか判断するため、応募先に対する興味・関心の強さを確認します。
想いだけだと本当か分からないので、入社後に担当したい業務や将来的なキャリアプランも合わせて伝えると効果的です。
エステティシャンの志望動機の注意点・NG例
エステティシャンの志望動機の注意点とNG例を例文で紹介します。
私が当サロンを志望した理由は、従業員向けに割安で施術を行う福利厚生制度が整備されているためです。エステティシャンが美しくないとお客様も安心して施術を受けられないので、積極的に活用して、綺麗になる努力に励むつもりです。また、サロンの素晴らしさを外部に発信するには、自分で試して、具体的に優れた部分を把握する必要があると思います。当サロンには多種多様な施術メニューがあるので、色々と試して、知識や技術のレベルの高さを実感したいと考えています。
上記例文の問題点は志望理由が自分本位で、サロンに貢献したい気持ちが見えてこない点です。施術の効果を身をもって体感すること自体に問題はありませんが、単に安く施術を受けたいだけでは?と疑念を抱かれる恐れがあります。サロンへの貢献意欲が薄く、採用してもすぐ辞めそうだと思われ、書類選考で見送られる可能性が高いです。
当サロンを志望したのは、私の得意分野であるフェイシェルの技術力が業界でも高いサロンだと評判を聞いたためです。私は専門学校で国際的なライセンスを取得しており、確固たる知識に裏付けされた技術力があると自負しています。ただしボディの手技には苦手意識があるので、私の強みのフェイシャルで力を発揮し、たくさんのお客様に満足していただくことでサロンに貢献する所存です。
上記例文の良くない点は、専門学校で学んだ知識だけで自分は能力が高いと言い切っていることです。お客様とのやり取りをはじめ、サロンで働き始めてから学ぶ部分のほうが多く、根拠のない自信を感じ取った採用担当者は困惑してしまうでしょう。また、苦手な分野を記載するのも、好きな仕事しか取り組むつもりがなく、自分勝手でやる気もないと感じさせ悪印象につながります。
エステティシャンの自己PRの書き方
経験の有無で書き方が異なるのは自己PRも同様です。シチュエーション別の正しいアピールの仕方を紹介します。
美容専門学校の場合
専門学校生はカリキュラムを通して身に付けた知識や取得した資格のアピールがおすすめです。
エステに通い続けて心のこもった暖かい対応をしてもらえた経験から、エステティシャンとして自分がサービスを提供する側に回りたいと思い至りました。前職を続けながら専門学校に通い、指定のカリキュラムを修了し、認定セラピストの資格を取得しています。資格勉強で習得した解剖学や栄養学の知見を活かし、お客さんに寄り添って一人ひとりに的確なアドバイスをし、外側からだけでなく内側からも美の促進をサポートできれば嬉しい限りです。
私は出産をきっかけに、約2年勤めていたサロンを退職し、育児に専念することを決断しました。家事や子育ての合間に、専門学校の通信課程でエステについて学び、講師に関する資格を取得しました。新しい家族を得たことで自分以外の人間を幸せにする喜びを身に染みて実感しています。今までの業務経験や資格勉強で身に付けた知見を活かして、サロンの中核を担うプレーヤーとして、また後進の育成にも励み、貢献していく所存です。
就職:未経験者の場合
エステティシャン未経験者がアピールしたいのはコミュニケーション力や協調性です。強みを裏付けるエピソードを交えて、主張に説得力を保つ工夫をしましょう。
前職の飲食店のホールスタッフとして培ったコミュニケーション力は、エステティシャンでお客さんと良好な関係を築くうえで役立つと考えています。人数や席のタイプで順番が前後した際はお待たせしたお客様を席に案内したときに、改めておわびの声かけを行うことを心がけていました。通常の接客でもお客様の顔をみて積極的に挨拶や声かけを行っていたところ、接客が気持ち良いから来店したとお褒めの言葉をいただき、リピーターを獲得できています。サロンでもお客様が安心して過ごせるようなコミュニケーションを心がけ、売上アップに貢献する所存です。
私は集団で過ごすとき一緒に過ごす人が心地よいと感じるコミュニケーションを心がけ、友人からは気配り上手だと言われる機会も多々あります。大学時代のアパレルのバイトでは、一人で来店したお客さんには意図的に距離をとって最低限の会話にとどめ、カップルで来店したお客さんには双方に満遍なく話を振るように、状況を観察して態度を変える意識を持っていました。その結果、はじめは固かったお客様の表情が和らぎ、感謝の言葉をもらう機会やリピーターの数の増加など目に見える成果も現れました。当サロンのポリシーであるお客様が心地よいと感じる環境作りに私の気配り力の高さは役に立つのではと考えます。
就職:経験者の場合
同業界での転職の場合、現場で積んできたキャリアや実績を詳細に説明する必要があります。マネジメントができる人材は希少価値が高いため、部下の育成や指導の経験があれば積極的にアピールしましょう。
私は当サロンが注力する痩身の施術を得意とし、即戦力で活躍できると考えています。お客様の悩みや状態に応じてぴったりの機器を提案するのはもとより、食事や運動、睡眠など日常生活でお客様自身で実践できる取り組みのアドバイスも積極的に行うよう務めた結果、サロンに所属していた2年間、指名数は常に3本の指に入ることができました。今まで培った知識や経験を活かして、売上のアップをはじめ目に見える成果を出し、サロンに貢献したいと考えています。
前職は個人経営のサロンで、自分ひとりでフェイシャルからボディ、脱毛、痩身まで幅広く手がけてきました。お客様からはメニューに関わらず安心して任せられるとのお言葉をいただき、日々楽しく働いています。業務範囲が増えるにつれ、一人の限界を感じるようになり、人材育成の必要性を痛感しました。開業して培った幅広い提案力や視野など、自分が持つスキルを総動員し、サロンの拡大に貢献する優秀なスタッフを育成できるマネージャーになりたいと考えています。
エステティシャンの自己PRを書く上でのポイント
自分の魅力を存分に伝えたいからと欲張らず、アピールポイントは一つに絞りましょう。強みを2つ3つ伝えようとすると、全体的にまとまりがなくなり、抽象的な内容になりがちです。
文章の構成は結論ファーストでセールスポイントは何か伝え、次に根拠となる具体的なエピソードを書き綴り、最後に強みを活かしてサロンにどのように貢献できるか記載します。
エステティシャンの自己PRの注意点・NG例
エステティシャンの自己PRの注意点やNG例を例文で紹介します。
私は初志貫徹で、一度決めたら最後まで徹底的にやりぬくことができます。高校時代はまったくの未経験でアメフト部に入部し、入部当初は体力作りや基礎練習で血反吐を吐くほど大変な思いをしましたが、3年次には部長としてチームを牽引し、悲願の全国大会出場を果たします。また、部活動のかたわら勉学にも励み、現役で上位国立大学へと入学しました。
上記例文は一つひとつのエピソード自体は立派ですが、エピソードを羅列しただけの印象を受け、単なる自慢話だと捉えられかねません。採用担当者が知りたいのは結果にいたるまでのプロセスです。目標を達成するために、どのように戦略を立て行動に移したのかという過程から、あなたの人柄を把握し、当サロンでも活躍していけそうか判断します。魅力を存分に伝えるために、結果には現れない思考のプロセスも自己PRに含めましょう。
私はコミュニケーション力に優れ、相手が誰であっても、そつなく良好な関係を築くことができます。学生時代3年間SDGSのボランティア団体に所属し、さまざまな利害関係者と関わりを持ってきました。エステティシャンでは技術力以外にも、個々のお客さんの悩みや課題を吸い上げるヒアリング力や、良好な関係を築く信頼関係構築力も重要だと思われるので、自分の持つ高いコミュニケーション力を活かして貢献したいと考えます。
上記例文は一見良さそうに見えますが、誰にでも当てはまる内容に終始し、抽象的で伝わりにくい内容になってしまっています。人柄が感じ取れないとアピールポイントがぼやけて独自性が抜け落ちます。なぜコミュニケーション力を伸ばそうと考えたか、どのようなアプローチを選択したか、転職後はどうやって力を伸ばすつもりかまで言及し、深堀りして自分らしさを出しましょう。
エステティシャンの履歴書の添削+面接対策で合格率アップへ
サロンで働くには書類選考に通過した後、面接を受ける必要があります。転職が初めてだと、履歴書や職務経歴書の書き方、面接の注意点などが分からず、苦戦してしまうでしょう。
転職の専門家であるキャリアアドバイザーのサポートを受けると、自分では気付かない新たな強みを発見し、企業目線の効果的なアピールの仕方が分かります。
サロンdeジョブは求人紹介だけでなく、応募書類の添削や面接対策も手がけ、仕事の紹介から入社まで総合的にサポートします。スムーズに転職活動を終わらせたい方は一度チェックしてみてください。