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美容師の年収はどれくらい?店長になると収入はあがる?~収入アップの方法~

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美容師として働いている人の中には「仕事量に対して給与が見合っていない…。」と感じる方もいるのではないでしょうか。世間的にも美容師=給与が低いというイメージがつき、美容師を目指す人も減少傾向にあります。

また、美容師の離職理由の多くは“待遇への不満”となっています。



しかし、第一線で活躍してしっかり稼いでいる美容師がいることも事実です。

今回は実際の美容師の平均年収や年収アップのためにできることをご紹介します。

美容師の平均給料・年収はどれくらい?

美容師の平均年収は約300万円です。ただし、美容師と一口に言っても、立場や年齢によって仕事量も給与も異なります。

下積み時代の「アシスタント」、全てのメニューを担当できる「スタイリスト」、サロンをまとめる「役職者」、それぞれの平均年収を見ていきましょう。

アシスタントの平均給料・年収

見習い期間であるアシスタントの平均月収は20万円程ですので、平均年収は250万円前後になります。

アシスタント期間は一般的には2~5年程度、平均で3年と言われています。この期間内は営業後の練習や業務もあり、拘束時間も長い為、仕事量に対して給与が安く感じますね。



一般的な会社員と比べると年収は低いですが、ほとんどの人はスタイリストとしてデビューするまでの勉強期間と割り切って働いているようです。

スタイリストの平均給料・年収

スタイリストの1年間での基本給の相場は、平均で250万円~300万円程になります。これは月収にすると20万円から25万円程度になります。アシスタントの年収と比較すると、それほど大差がないことがわかりますね。



実際、基本給はそれほど変わらず、歩合給や手当によって年収は大きく変わります。指名客数が多い美容師であれば高収入も実現できます。

店長など役職者の平均給料・年収

店長やディレクターなどの年収相場は、平均で400万円~500万円で、月収にするとおよそ30万円~40万円になります。

役職手当の支給や、指名料金も高く設定されることが多い為、一般的なスタイリストに比べて年収がアップします。



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働くエリアによっても変動する年収

美容師は働くエリアによっても年収が異なり、地方と比べると都心部の方が年収は高い傾向にあります。

これは地方に比べて都心部は物価が高く、お客様一人当たりの単価も高く設定されていることが理由だと考えられます。



各エリアの平均年収も下記にまとめましたので、参考にしてみてください。

北海道・東北:329万円
関東:371万円
東海:348万円
甲信越・北陸:342万円
関西:339万円
四国:339万円
中国:345万円
九州・沖縄:330万円

出典:厚生労働省:職業情報提供サイト

   求人ボックス 給料ナビ「美容師の仕事の年収・時給・給与」

美容室以外で働く美容師の給料・年収もチェック

美容師として活躍できる場は、美容室だけではありません。美容室以外で働く美容師の年収もチェックしてみましょう。

ヘアメイクアーティストの平均給料・年収

ヘアメイクアーティストとは、ヘアセット・ヘアアレンジ・メイクアップを担当する職業です。一般の方に施術をするヘアセット専門サロンの他に、モデルや俳優の担当をするヘアメイク事務所に所属する等、活躍の場は多岐にわたります。



給与は歩合制が多いので幅があり、平均年収は200万円~700万円程になります。

人気のヘアメイクアーティストは、年収1,000万円という人もいるようです。実力次第で収入アップが望める職業と言えるでしょう。

ブライダルサロンで働く美容師の平均給料・年収

ブライダルサロンでは、結婚式当日や前撮りの際にヘアメイクや着付けを担当します。結婚式場やホテルの専属スタッフ、またはフリーランスとして活躍している人がいます。

気になる平均年収は300万円~500万円前後で、実績や働き方によって幅があります。

訪問美容師の平均給料・年収

訪問美容師とは、美容室に通うことが難しい人のために介護施設や病院、自宅等に訪問して施術をする働き方です。高齢化が進む昨今、需要が高まっている事業となります。

正社員として働く場合の年収250万円~400万円程で、一般的な美容師よりも給与は少しだけ高く設定されています。介護職の資格を取得することで年収アップの可能性もあります。

給料・年収アップのための5つの方法

では、美容師が年収を増やすために、具体的には何をしたら良いのでしょうか。年収アップに向けてできることを5つの項目に分けて紹介します。

美容師としてのスキルを磨く

美容師としての技術はもちろん、接客スキル等、自分の技術や知識を磨きましょう。質の高いサービスを提供することで自然とお客様満足度が上がり、固定客や指名の増加に繋がります。

指名手当が付くサロンや個人の売上によって歩合給が支給される働き方の場合、固定客や指名が増加すると収入も増加します。



また、スキルを磨くことで美容師向けに講習会やセミナーを開き、参加費等で収入をアップさせる方法もあります。

最近では費用削減の為に会場を借りずに開催できるオンラインでのセミナーや講習会も人気で、「髪質改善」や「縮毛矯正」等、一つの技術を極めて教えている美容師が多く見られます。参加費の相場は1名あたり3,000円~10,000円程に設定されています。

SNSを活用して情報を発信&集客する

SNSを活用して“自分はどんな美容師なのか”、“どんな施術が得意なのか”を発信することで、指名客を増やす方法です。

実際にヘアカットやカラーの仕上がりやヘアケア情報を発信する美容師のアカウントを見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。



特にInstagramやTikTok等は、画像や動画を用いて情報の発信ができる上に拡散力も高いので、より多くのユーザーの目に留まりやいSNSと言えます。

多くの人に興味・関心を持ってもらえる投稿を心掛けることで集客に繋がり、収入アップも見込めるでしょう。



【こちらの記事も参考に】

美容師のインスタ活用術を大公開!投稿内容のヒントや集客を成功させる方法とは?

思い切って条件の良いサロンに転職する

給与額や歩合の還元率等はサロンによって異なります。

「今の給与体系に納得できない」

「頑張っても収入が上がらない」

等、今の給与に満足できない場合は、思い切って転職をすることも一つの手段です。

転職先を選ぶ際は、定期的な昇給や昇格があるのか、技術手当等の歩合や指名料の還元率はどのくらいなのか等、条件をしっかり確認すると良いでしょう



サロンdeジョブでは全国の美容師求人を掲載しております。また、キャリアコンサルタントによる転職相談を始め、給与や働き方に関してのサロンへの条件交渉等も行っております。



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フリーランスの美容師として活躍する

フリーランスの美容師とは、特定のサロンに属さずに個人事業主として働く人を指します。店舗と直接雇用を結ぶ「業務委託」や、サロンの席のみを借りて営業する「面貸し」等がフリーランス美容師の代表的な働き方です。



さらに近年は、複数のフリーランス美容師が共同でサロンをレンタルする「シェアサロン」も人気です。サロンの利用料金はかかりますが、自分でメニューを作って価格設定ができたり、自由な勤務体系で働いたりすることも可能です。

その為、施術した分だけ収入に反映されるので、年収がアップする可能性が高いと考えられます。



【こちらの記事も参考に】

フリーランス美容師とは?メリットやデメリット、働き方などを紹介

独立して自分の店を構える

自分の店を構えることで、売り上げから経費を差し引いた金額がそのまま給与になります。安定した集客ができている場合は年収アップが望めます。

しかし、開業するためには資金も必要になってくるので、経営が安定するまでは収入が減るリスクもあることを認識しておきましょう。

個人店のオーナーとして独立をすると年収は400万円程となります。

【現役美容師にインタビュー】給料・年収アップのためにやったこと

正社員として10年間美容師として働き、現在はフリーランスの美容師として活躍するTさんにお話しを伺いました。独立をしたことでどのくらい年収に変化があったのでしょうか。

アイコン
独立から3年で年収1,000万円を達成しました!
■これまでの経歴を教えてください。
―美容学校を卒業してサロンに入社しました。10年程勤務したサロンで指名数がトップになり、毎日たくさんのお客様に施術しているにも関わらず、給与はそれほど上がらず…。
そこで「フリーランスに挑戦してみよう!」と思い、退職を決意しました。現在はフリーランスの美容師としてシェアサロンに勤務しています。

■正社員からフリーランスの美容師に転身して、年収はアップしましたか?
―大幅にアップしました!正社員で勤務していた時は月収30万円程でしたが、フリーランスになってからの平均月収は80万円程です。独立から3年で目標であった年収1,000万円を達成しました!
現在働いているシェアサロンは月額制なので売上はそのまま給与になります。商材や道具等の経費は掛かりますが、正社員として勤務していた時よりもやりがいがあります。

■年収アップのために頑張ったことはありますか?
―正社員としてサロンに勤務している時から、集客には力を入れていました。入客数に応じて歩合給が変動するので、デビュー後に向けてアシスタント時代から顧客獲得のために行動していました。
技術はもちろん、接客についてもかなり勉強しましたね。営業時間外や休日に関わらず、興味のあるものや学びたい内容の講習会やセミナーにも積極的に参加しました。
そのかいがあって毎日予約で埋まるほど、お客様に選んでいただけるようになりました。
在籍するサロンが変わっても変わらず自分のところへ来てくださるお客様が多く、「大変だったけどあの時頑張ってよかったなあ。」と思います!働き方も自由な上に年収もアップして独立して良かったです。

美容師としてのスキルを磨くことが給料・年収アップへの近道

美容師の給与形態は、基本給+歩合給というサロンが多く、指名数によって年収が変動します。お客様に選ばれ、長期的に自分を指名してもらうためには、技術だけではなく接客も重要になります。

しかし、歩合給の還元率が低い・そもそも入客ができない等、条件によっては思うように稼げないサロンもあります。自分の希望や目標によっては他のサロンに転職をしたり、独立をしたりして年収アップを目指すことも一つの手段です。



サロンdeジョブには正社員として勤務できるサロンはもちろん、シェアサロンや面貸し等の求人も多数掲載しています。

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