美容師免許の取得!受験資格や試験内容を分かりやすく紹介
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美容師を目指す皆さんなら、一度は「美容師免許」という言葉を聞いたことがあるでしょう。
実際に美容師免許を取得するためには、どのような試験があり、どのような勉強が必要なのかを紹介します。
今回は「美容師試験の受験資格について」、「美容師試験の内容について」、「美容師試験対策はどうしているの?」などなど、美容業界に特化したサロンdeジョブのプロのコンサルタントが集めた、リアルな情報をお伝えしたいと思います!
美容師試験を受けるために必要な受験資格がある!?
美容師になるためには、国家資格として定められた美容師免許の取得が必須となります。
美容師免許を取得するためには、必ず「美容師試験」を受けなくてはなりません。
この美容師試験を受けるためには、厚生労働大臣指定の「美容師養成施設(専門学校や短大など)」で規定の授業を受け、卒業する必要があります。
指定の養成施設は、全国で約250校(2017年1月時点)程あり、エリアごとの施設数(美容学校の数)の内訳は下記のグラフのようになっています。
関東地方に3割の学校が集中していて、関東と中部地方で約半数を占めていることが分かります。

学校に入学する為の資格としては、原則高卒となっていますが、中には中卒者の受け入れをしている学校もあります。
通学の方法は、昼間過程、夜間過程、通信過程と選べるようになっていて、最近ではアイリストという職業の選択の幅も広がりつつある為、働きながら美容師を目指す方も多くいます。
もし、美容師免許を取得したいと考えている方は、まず、自分に合った美容学校選びからスタートし、しっかりと美容師試験に臨めるように頑張ってくださいね!
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美容師試験について
美容師の試験ってどんな事するの??美容師試験には、実技試験と筆記試験があります。
- 実技試験は毎年2月と8月に実施
- 学科試験は毎年3月と9月に実施
実技試験では、第1課題としてカッティングの試験、第2課題としてワインディング、またはオールウェーブセッティングのいずれかの試験となります。筆記試験では、マークシート回答方式で試験問題数は50問。
100分が試験時間となっており、出題される課目は多岐に渡ります。
- 関係法規・制度
- 公衆衛生・環境衛生
- 感染症、衛生管理技術
- 人体の構造及び機能
- 美容の物理・化学
- 美容理論
技術的な知識だけでなく、衛生、人体、皮膚、物理・科学といった美容に関する事だけでなく、非常に専門的な分野の知識も問われる内容となっています。
これを見ると、普段お世話になっている美容師さんを見る目もだいぶ変わってきますね!
美容師試験の受験者数や合格率は??次に、美容師試験の受験者数はどのように推移しているのかを、調べてみましょう。
美容師試験は2000年に制度変更があり、その後カリスマ美容師ブームなどの追い風を受けて2005年頃ピークを迎えました。
その当時は約50,000人が受験し、約30,000人もの合格者がいましたが、2010年以降の受験者数は30,000人弱程度、合格者数が20,000人弱程度で推移し、2005年以降減ってきていた人数は安定を見せている状況です。
合格率は70%と高い傾向にあり
美容師試験を受けるときに気になるのが、合格率だと思います。
ここ10年間の美容師試験の合格率は、45%〜89%とばらつきがあり、平均すると合格率は約70%程度というデータがあります。
試験でしっかりと実力を出し切れるかが合格のカギとなります。
美容師試験の対策はみんなどうしてるの??美容師試験に合格するためには何をすればいいの?という事が気になりますよね!
そこで、美容学校に通う(または通っていた)方々にアンケートを取ってみました。
美容師試験に合格するためには何をすればいいの?
美容学校に通っていると、美容師試験が近づく時期には、授業の中で「実技の模擬試験」、「筆記試験対策の過去問解き」などを行うのが基本で、実技や衛生(用具や服装や身だしなみ)などの採点方法についての解説をしてくれます。
- 国家試験同様の実技、筆記模擬テストをレベル別や、少人数クラス別など細かく分けて何度もやる。
- 国試よりも難しい問題のプリントをひたすらやる。
- 答えが間違っている問題の訂正を自分で教科書を見て調べて赤ペンで書くという課題が毎週宿題出る。
学校によっても上記3点はとても差が出てきます。

学校の先生は、試験当日まで一番身近にいる心強い味方です。
- 当日の緊急事態の対処の仕方や色々な事を教えて貰った。
- 実技の面では美容師として現場に出た際の技術練習に耐えられるようにと、と放課後必ず居残り練習に付き合ってくれた。(結果的に精神を鍛えられて今となっては良い思い出に♪)
なんて声も聞こえてきました。

実際に試験を受ける学生さんたちは、試験前になると、学校後に残って個人個人で苦手な部分を繰り返し練習したり、仲間同士でチェックしあったりと、試験に臨む方が多いようです。
- 放課後練習や先生に積極的に見せに行く。
- 電車移動の時間などを使って、頭の中で手順のシュミレーションなどをひたすらする。
- 学校の課題の量がかなり多かったので特に自分で国試対策はやっていない。
ぜひ、自分がどんな美容師になり、お客様をどんな風に喜ばせたいのか、そして美容師以外にも美容師免許を活かせる仕事の幅は広がっていますので、ぜひ色々な道を模索してみてくださいね!
皆さんが無事に美容師試験に合格し、夢をかなえられることを心より願っています!
無事に試験に合格したら、あとは職場探し。
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