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エステティシャンとして成長したい!求められる能力とスキルアップ

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一流のエステティシャンになりたい!

エステティシャンは「フェイシャル」「ボディケア」「脱毛」全身美容を目的としたサービスの提供を行うことが一般的です。

サロンを訪れるお客様は美容に対するこだわりを持っている方が多いため、専門的な知識や技術などを提供してもらえるエステティシャンが求められる傾向があります。



100%自分で勉強をしているエステティシャンであっても、

「このままでいいのかな」「ちゃんと満足してもらえているのかな」

といったように、自身のスキルやキャリアに悩むこともあるでしょう。

そんな時は、今一度どのようになっていたいのかを考え、基本に立ち返ることが必要になります。



今回は、エステシャンに求められるスキルや、エステシャンとしてさらにキャリアアップする方法などについてご紹介します。

一流のエステティシャンに求められること

一流のエステティシャンになるためには「カウンセリング力」「技術力」「コミュニケーション力」の3つのスキルを極めることが不可欠となります。



これらのスキルについて詳しくご紹介いたします。

高いカウンセリング力

お客様のご要望やコンディションなどをしっかりヒアリングし、最適なメニュープランを提案することが求められます。そのためには、高いカウンセリング力が必要に。



美容に関する知識を身につけ、お客様の人柄を把握した上でヒアリング・提案を行うことで、自ずとカウンセリング力が身につくでしょう。

高い技術力

お客様に満足していただける施術を行うためには、美容知識・体の構造や機能の理解を深めることが重要です。



お客様から大切な体を任せてもらえていると考え、日々勉強や練習を積む必要があります。お客様に施術の効果を実感してもらえるように、より実践的な技術と知識を身に付けましょう。

コミュニケーション力

お客様はエステティシャンとの信頼関係を築き、二人三脚で理想の美を目指したいと考えているもの。 お客様との間に信頼関係を築くためには、高いコミュニケーションスキルが重要となります。「エステティシャンから美容に関する知識を得たい」「自分の話をたくさん聞いてほしい」など、お客様によって会話の目的はさまざまです。



お客様のその日気分や気持ちに寄り添い、声のトーンや適度な相槌、アイコンタクトなどを心掛けることで、コミュニケーション力を磨くことができます。



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エステティシャンに必要なスキルとは?

エステティシャンに必要なスキルとは?

肌や身体、美容についての豊富な知識

エステティシャンとしてお客様に満足してもらえる施術を行うためには、「肌は何層になっていてそれぞれの役割とは何か?」や「ターンオーバーの周期」など、 肌や美容に関する知識が必要に。



基本的な知識を身に付けることで、お客様へ最適なメニューをご提案や、正しいホームケアをアドバイスができるようになります。

エステティシャンとしての技術

エステティシャン施術は、ハンドもしくはマシンを使用することが一般的です。

マシンは、機械の仕組みや使い方などを正しく理解することで、施術レベルにばらつきが出にくい傾向があります。



一方で、ハンドは直接お客様に触れて施術を行うため、お客様がエステティシャンの実力を図る物差しとなります。

一流のエステティシャンを目指すのであれば、やはりハンドの技術を高めたいもの。

そのためには、日頃からテストモデル、家族や友人などに練習を頼むことも一つの手です。



また、ハンド技術を高めるためには、実践を重ねるだけではなく、体の骨格や筋肉、血液やリンパの流れや細胞など体の仕組みを理解しているかがカギとなります。

体の仕組みを熟知することで、お客様の理想に近づくために必要なメニュープランの提案や、施術や普段の生活で気をつけたいことなど、美しくなるため様々な角度からアプローチすることが可能です。

コミュニケーション能力

お客様とのコミュニケーションで必要なことは

丁寧な接客やお客様の話に耳を傾ける「接客力」「傾聴力」「提案力」の3つです。

接客力、傾聴力・提案力、それぞれのポイントをご紹介いたします!

その① 接客力
サロンに来店されるお客様は、美しく綺麗になりたいという気持ちと癒されたいという気持ちを求めているもの。
丁寧な接客、おもてなしの心で接客を心掛けているのは、どのエステティシャンでも気をつけてしていると思います。

接客で最も気をつけたいことは、新規と常連のお客様との接客方法です。
例えば、常連のお客様は緊張することがなく自然に世間話など会話ができるかもしれません。しかし、初めて来店するお客様や、初めて担当になるエステティシャン対して、緊張するお客様もいらっしゃいます。
緊張しているお客様の中には、自分の希望をエステティシャンに上手く伝えることができないということも。そのような気持ちをこちらから察し、上手くアプローチすることが求められます。お客様の人柄や来店される目的はさまざまであるため、「接客方法」といっても一概に言うことはできません。お客様によって接客する対応が異なることは心得ておきましょう。
その② 傾聴力
傾聴力とは、「聞き上手」になることです。
傾聴力を磨くためは、
【聞く】と【話す】を【7:3】にすること。

この割合は、相手に良い印象を与える比率となっており、コミュニケーションを円滑に進めるために大切な比率になります。施術中のコミュニケーションでは、美容のことはもちろんのこと、プライベートや趣味などの世間話を何気なく話されていることが多いでしょう。
こちらからついつい話過ぎてしまうと、お客様が不快な思いをしてしまう可能性があるため、あくまでも「聞く姿勢は7割」であるということを覚えておきましょう。

女性は話すことでストレスを発散させていると言われていますが、お客様の中には静かに施術を受けたいという方もいます。
その③ 提案力
テレビやインターネットでさまざまな情報を手に入れることができますが、やはりプロのエステティシャンから効果的な提案を受けたいというものです。

サロンを信頼して来店されるお客様に対して、プロとしてお客様に最適なプランを提案することは当然のことです。形式的なことだけではなく、日常的にできるスキンケアの方法や、化粧水などを提案できるように、積極的に知識を身につけていくことが大切です。

エステティシャンとしてさらにスキルアップする方法

エステティシャンとしてさらにスキルアップする方法

エステティシャンの資格を取得する

ここまで話してきた内容を、自分自身でしっかりと学ぶことは難しいもの。



「どんなふうに調べたらいいの?」

「スクールで学んだエステティシャンと同じことを学びたい」


など思っていても、サロンが忙しいといった理由で、しっかりと技術や知識を学べないままに入客しているエステティシャンも多いのではないでしょうか。



エステティシャンとして働きながらスキルアップを目指したい方におすすめなのが、資格取得です。

エステティシャンの資格は、国家資格ではなく民間の資格となるのが一般的です。

ここでは有用性が高いエステティシャンの資格をご紹介いたします!

その① 日本エステティック協会 【AJESTHE認定エステティシャン】

AJESTHE認定エステティシャンは、日本最大規模のエステ協会によって認定を受けている資格です。エステ業界はもちろんのこと、美容業界でも信頼されている資格となっています。

基本的な知識や技術をもち、サービスを適切に提供できる能力を学べるため、エステティシャンを目指す学生やサロンに入社した新人エステティシャンの方におすすめです



本資格は初級だけではなく、AJESTHE認定上級エステティシャン、AJESTHE認定トータルエステティックアドバイザーがあります。「AJESTHE認定トータルエステティックアドバイザー」を取得すると、指導者として人材育成ができる証となるため、エステティシャンとしてさらにキャリアアップを目指したい方向けの資格です。



【難易度】

★★☆☆☆ ★2つ



【取得条件】

①協会が認定する美容学校または通信教育で最低300時間課程を終了

②エステティシャンとしての実務経験年数が1年以上


上記の①②どちらかを満たすことが必須となります。

その後、協会員になることで取得できます。



【試験費用/内容】

エステティシャンセンター試験は10,560円



<実技>

フェイシャルとボディマッサージの技術力確認試験



<筆記>

4肢択一の100問、マークシート選択式



日本エステティック協会 >>

その② 日本エステティック業協会 【AEA認定エステティシャン】

本資格は、設立から30年以上となる「日本エステティック業協会」が認定元になっているため、美容業界から信頼されている資格となっております。

資格試験で問われる内容は、基礎知識と技術以外にも、禁忌や注意事項、接客マナーなど、サロンワークに必要なことを網羅しているため、日々の施術に活かすことが可能です。安全な技術提供ができる能力が身に付きます。



さらにスキルアップを目指したい方を対象に、AEA上級認定エステティシャン、AEA認定インターナショナルエステティシャンが用意されています。

「AEA認定インターナショナルエステティシャン」を取得すると、世界に通用する証となりますので、活躍の舞台を世界に広げたい方におすすめの資格です。



【難易度】

★★☆☆☆ ★2つ



【取得条件】

①協会が認定する美容学校または通信教育で最低300時間課程を終了

②エステティシャンとしての実務経験年数が1年以上


上記の①②どちらかを満たすことが必須となります。

※認定校が日本エステティック協会より少ないため、通信で学びたいと考えている方は、学校を調べて通いやすい学校があるかしっかり調べましょう。



【試験費用/内容】

受験料は17,600円



<実技>

フェイシャルとボディマッサージの技術力確認試験



<筆記>

100問マークシート選択式



日本エステティック業協会 >>

その③ CIDESCO-NIPPON 【ビューティー・セラピー・ディプロマ】

スイス(チューリッヒ)に本部があり、日本では1972年から支部がある民間団体で、技術が世界水準であることを証明する資格です。

高度なエステ技術やお客様にとって最適な施術を判断できる知識はもちろん、アフターケアとして生活習慣のアドバイスまで行うことができる能力を身に付けられるため、高品質な美容をトータルで提供できる国際ライセンスとなります。



本資格を取得するためには、既に日本の認定資格を取得していることや、エステティシャンとしての実務経験が3年以上必要に。認定試験は一次試験だけでなく、段階ごとに複数回の試験を受ける必要があります。先述した「日本エステティック協会」や「日本エステティック業協会」の資格試験よりも、資格取得のハードルが高くなりますが、より専門的なスキルを身につけることが可能です。



エステティシャンとしての質を高める事のできる資格となりますので、キャリアアップを目指す方や、将来海外で活躍したい方向けの資格となります。



【難易度】

★★★★★ ★5つ



【取得条件】

<未経験を含む学生>

①CIDESCO国際認定校で1200時間以上のカリキュラムを修了

②CIDESCO国際試験合格、2年以内にサロンまたはスパで600時間の実務経験


①②両方を満たすことが必須となります。



<一般>

③日本エステティック協会認定エステティシャンを取得している

④エステティシャンとして3年以上経験がある

⑤エステティックの基礎教育を通学で600時間以上受けている


③④⑤いずれかを満たすことが必須となります。



【試験費用/内容】

第一次試験 10,300円

40時間の事前講習 97,200円

本試験 61,700円

合格登録料 51,400円



試験は4ステップ

①一次は筆記試験

②実技チェックとして、電気機器とフェイシャル・ボディマッサージの手技

③本試験前に40時間の事前講習

④本試験 技術と筆記試験




CIDESCO-NIPPON >>

上記では、働きながら取得できる資格をご紹介しましたが、エステティシャンの中には本業で手一杯という方もいらっしゃるでしょう。



そのような方におすすめのスキルアップ方法について次項でご紹介します。

会社で開催される研修を受ける

専門的な知識や技術を習得するよりも、サロンで提供している施術をまずは極めたい方は、会社で開催される研修を受けてみましょう。



お客様はサロンの施術内容や考え方に共感をし、来店されています。まずは、自店舗が提供している施術内容を極めることも、スキルアップにつながります。

さらに、自発的に頑張っている姿は会社からは人事評価においてもプラスにつながるため、自店舗内でのキャリアアップを目指すことも可能です。

他のサロンに足を運んでみる

自店舗のサービス内容や考え方などを熟知しても、偏った知識や技術になってしまうかもしれません。

そこで、他のサロンに足を運び、施術を受けることも良い勉強になります。

自社で導入していない最新技術を体験できるほか、お客様目線で施術を受けることができるというメリットもあります。

お客様の気持ちを知ることも、一流のエステティシャンになるために大切なスキルアップ術です。

インターネット上で評価の高い人気サロンや、最新機器を導入しているサロンへ行き、施術を体験してみましょう。

先輩のエステティシャンにアドバイスをもらう

エステティシャンとしてのキャリア軸を見失っているという方は、先輩エステティシャンに相談をしてアドバイスをもらうことも、スキルアップにつなげられる方法といえます。



同じ店舗で働く先輩スタッフも、若手のときにあなたと同じような悩みを抱えていたかもしれません。あなたの「学びたい」という気持ちに対して、先輩スタッフもしっかりと応えてくれるでしょう。

別のエステサロンに転職をする

「サロンの教育体制がしっかりとしていない」

「サロンが忙しすぎて先輩スタッフに相談や時間を作ってもらえない」

など、働いているサロンでスキルアップができず悩んでいる方には、研修体制が整っているサロンに転職することをおすすめします。



転職をするにあたって考えておきたいことは、

①自分が何をしたいと思って転職したいと思ったのか

②どんなスキルを磨きたいのか

といったことです。これらについて事前に考えておくことで、

転職に失敗することなく、やりがいを感じながら働けるサロンを選ぶことができるでしょう。

まとめ

まとめ

エステティシャンは、女性に人気で憧れる職業です。

お客様は施術を通して心が癒され外見だけではなく内面も美しくなれるため、お客様とのコミュニケーションが大切で、あなたにお任せしたいと信頼されるためにも、知識と技術は常に学び続ける努力が必要となります。



一流のエステティシャンになるための前向きな転職を考えている方、サロンdeジョブがお手伝いいたします。

サロンdeジョブは紹介会社となっており、求職者の方とお話さていただきながらあなたにピッタリのサロンをお探しいたします。

転職のプロが揃っていますので、お気軽にご相談ください。