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アイリストになるためには?未経験からアイリストになるための資格取得や収入までを徹底解説!

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アイリストの仕事は、美容業界で人気の職種となっています。

未経験からでも始められるのか、どの資格を取得すればいいのかなど、多くの疑問を抱える方も多いでしょう。

本記事では、アイリストの仕事内容や資格の種類、資格取得後のキャリアまでアイリストを目指す方に役立つ情報が満載です!

未経験者の方に向けてわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

アイリストとは?仕事内容と必要な資格を徹底解説

アイリストの仕事は、お客様にまつ毛エクステ(以下、まつエク)を装着したり、まつ毛パーマを施術することです。

まつ毛エクステとは、まつ毛専用のエクステンションであり、自まつ毛の根元に専用の接着剤(グルー)を使用して、人工のまつ毛を1本1本取り付ける施術です。

洗顔をしてもすぐに外れることはなく、一般的にまつエクの持ちは3週間~4週間と言われていますが、この期間はアイリストの技術力によっても左右されます。

目元の施術は美容師法で「美容」に該当するため、アイリストになるためには『美容師免許』の取得が必須です。

主な就業先は、まつエクやまつ毛パーマの施術を提供するアイラッシュサロンですが、美容室内で行われることも多く、路面店や駅ビル、商業ビルなどさまざまな場所に展開されています。

また、美容師免許以外にも、民間が発行する資格があります。これらの資格を取得していると、お客様に安心感を与えるだけでなく、技術の証明にもなり、必須ではないものの多くのアイリストが取得しています。

本項では、さまざまな観点からアイリストの仕事を徹底解析していきます!

未経験からアイリストになるには何が必要?

未経験からアイリストになるために必要なステップを説明します。

美容師免許と民間資格のどちらを優先すべきかや、具体的な学び方を解説します!

美容師免許の取得方法

未経験の方がアイリストになるためにまず取得すべき資格は『美容師免許』です。

ただし、美容師免許の取得には時間がかかるため、並行して民間資格を取得することも可能ですが、時間に余裕がない場合は無理に並行学習することはお勧めできません。



美容師国家資格の受験資格を得るためには【①昼間課程:2年以上②夜間課程:2年以上③ 通信課程:3年以上】いずれかの課程を修了する必要があります。


多くの方は、最終学年修了後の1月~3月に実施される試験を受けていますが、美容師国家資格は春期と秋期の年2回実施されるため、どちらの時期に受験しても構いません。

試験は筆記試験と実技試験から構成され、両方に合格することで美容師免許を取得することができます。

民間資格を取得するメリット

アイリストの民間資格は、技術力の証明として非常に有効です。

美容師免許を持っているだけでは、アイリストとしての技術があるとは限らないため、就職活動においては民間資格を取得していると有利になることが多いです。

実務経験がなくても民間資格があると採用されやすい理由は、まず、アイリストとしての業務内容を理解している証明になるため、仕事内容に合わず早期退職してしまうリスクが低くなる点です。

また、まつエク施術時に使用するツイザーやグルーの基本的な使い方を習得していることで、デビューまでの期間が短縮されるというメリットも大きく関係しています。

美容師免許の取得ステップ:学校選びから受験まで

美容師免許取得の第一歩は、美容専門学校への入学です。

入学前には、各校のカリキュラム、実技訓練の充実度、立地条件などを比較し、自分に合った学校を選ぶことが大切です。

一般的な学費の相場は、年間50~100万円程度で、通学期間は2年~3年が一般的です。

学校では、美容理論、衛生管理、接客マナーなどの基礎知識とともに、カット、カラー、パーマなどの実技を体系的に学びます。

近年、アイリストとしての就職が増加していることから、必修科目としてまつ毛エクステの授業も追加されました。

すべての課程を修了した後、筆記試験と実技試験からなる国家試験に挑戦します。

試験の合格率は受験時期により変動しますが、おおむね90%前後となっており、十分な対策が求められます。

これらのステップを経ることで、美容師免許を取得することが可能となります。

民間資格でキャリアアップ!取得方法と選び方

民間資格の取得は、アイリストとしての技術を証明するための大きな武器となります。

では、どの資格を選ぶべきかですが、まずは資格の認知度を確認しましょう。

業界内で広く知られている資格は、お客様に安心感を与え採用担当者からの評価も高くなる傾向にあります。

次に、資格を発行する団体の信頼性や、講座内容、サポート体制を比較し、自分が求める技術が学べるかを見極めることが重要です。

さらに、学費や受講期間、通学制・通信制といった受講形態も重要な判断基準となります。

これらのポイントを総合的に見て、自身のキャリアプランに最適な民間資格を選ぶことで、アイリストとしてのスキルアップやキャリアアップにつなげていきましょう。

アイリストにおすすめの資格ランキング

アイリストを目指す方におすすめの資格をランキング形式で紹介します。

それぞれの資格の特徴、費用、取得方法について詳細に説明しますので、取得をお考えの方はぜひ参考にしてくださいね!

JEAまつ毛エクステンション技能検定試験は、他の資格に比べて費用は高い傾向ですが、アイリスト業界で広く認知されているため資格を取得することで信頼性のある技術者としてサロンやお客様から評価されやすくなります。

試験は3級~1級まであり、すべて筆記&実技試験となります。2級以降は受験時にモデルの同行が必要となります。

受験費用は級によって異なり4,000円~22,000円となっています。

一般社団法人日本ラッシュアーティスト協会の資格

資格認定 5STAR 技術評価試験は、LEVEL1からLEVEL5までの5段階からなるまつ毛エクステンションの技術評価試験です。

受験料はLEVELによって異なり、LEVEL1の3,300円~LEVEL5の22,000円までとなっています。

受験内容は、LEVEL1はeラーニングで筆記のみとなっていますが、LEVEL2からは筆記&実技試験となります。

業界内での認知度も高い為、就職活動で有利になる傾向にあります。

その他の資格と特徴

上記でご紹介した資格以外にもまつエクに関する資格はたくさんあります。

日本まつ毛エクステンション認定機構(JECA)のまつげエクステンション技能検定は、技術だけでなく、サロンワークにおいて必要な安全性、スピード、装着バランス、デザイン力を重視しています。

さらに、日本まつ毛エクステ協会(NEA)のプロアイリスト検定は、衛生面、安全性、見た目の美しさ、技術力を重視しています。

それぞれが持つ特徴を理解し、自分がどんなアイリストになりたいかを踏まえて受験する資格を検討しましょう。

資格取得後にすべきことは?アイリストとしての準備

資格取得後に必要な準備や、就職活動の流れを解説します。

履歴書の作成から面接のポイントまで、具体的なアドバイスをたっぷりお伝えしますので、アイリストになりたい方は最後まで読んでくださいね!

応募書類作成のポイント

まず大事なのは、「字を丁寧に書くこと」です。

簡単なことではありますが、就職活動中は複数社受けることも多いため、履歴書の記入に時間が取られてしまい字が荒くなってしまうことも。

字の丁寧さは採用担当者も見ていますので、丁寧に記入しましょう。

そのうえで、書類だけで自分のアピールをする必要があるため、アイリストと関係ないことでも学生時代の功績や長所など自分の強みが伝わるよう自己紹介文やPR文もしっかり書きましょう。

また、職務経歴書は明確な数字を記載することが重要です。

サロン経験者であれば、過去の施術人数や指名数なども記入すると良いでしょう。

面接で評価されるアピール方法

面接で必ず聞かれる「志望動機」は、明確な理由を答えることが大切です。

ありきたりな回答では採用担当者の心に響かないため、受ける企業の分析をしっかり行い、「なぜその企業でなければならないのか」を具体的に伝えましょう。

また、「自己紹介をしてください」や「自己PRをしてください」といった質問もよくあります。

実務経験者は、施術人数や指名数などの実績に加え、仕事で大切にしていることや、サロンワークでのトラブル対応のエピソードを交えると効果的です。

一方、未経験の方はアイリストの仕事に直接関係がなくても、学生時代の経験や前職で培った強みをどのように活かせるのかを具体的に伝えると良いでしょう。

アイリストの収入・キャリアの実態を徹底解説

アイリストの平均収入やキャリアパスについて解説します。

初心者の収入から、キャリアアップに応じた収入例までご紹介しますので、就職活動時の参考にしてみてくださいね!

初心者の給料・収入の目安

アイリスト未経験者や新卒の年収は美容業界の中でも比較的高いです。

平均的な月給は、サロンにもよりますが都心部で22万円から24万円、地方では20万円程度で、プラス施術人数や指名数に応じて歩合が入ります。

未経験者は研修期間がありますが、その間も給料は支払われることが多いです。

約1~3ヵ月の研修を経て施術デビューするため、歩合給が加算され収入が増加するのが早い傾向にあります。

キャリアアップで目指せる年収例

実務経験を積み、次に目指すべきところは役職者や店長です。

サロンにより異なりますが、役職が就くことで役職手当や店舗売り上げに対する歩合もつくサロンもあります。

自分の売り上げ歩合、店舗売り上げに対する歩合、役職手当などがつき、30万~50万程度、それ以上の給与を得る方もいます。

給与に関してはサロンによって異なるため、ステップアップのために転職を考える際は条件面をしっかり確認しましょう!

アイリストに向いている人の特徴:適性と性格

アイリストの仕事は、細かい作業が得意な方や、一つのことに没頭するのが好きな方、黙々と作業に集中したい方に向いています。

美容業界というと賑やかで会話が多いイメージを持つ方もいますが、アイリストの仕事は少し異なります。

施術中にお話しをするお客様もいますが、多くの方はリラックスして眠ってしまいます。

そのため、施術の約1時間は、静かに集中して作業を行うことが求められます。また、まつ毛1本1本に対する繊細な施術が必要なため、手先の器用さも重要なスキルです。

しかし、アイリストは接客業でもあるため、技術だけでなく、お客様とのカウンセリングや会話を通じて信頼関係を築くことも大切です。これが、指名につながる大きなポイントになります。

技術力、集中力、そして接客力が求められるアイリストの仕事は、一見シンプルに見えても決して簡単ではないことがわかりますね。

アイリストとして成功するためのポイントまとめ

アイリストになるためにまず必要なのは「美容師免許」を取得することです。

その後、アイリストとして働くためには、民間資格を取得することが役立ちますが、未経験でも採用しているサロンは多くありますので、就職活動を経てアイリストとしてデビューすることができます。

アイリストとして働く際には、技術職であることを忘れず、常に技術の向上に努めることが大切です。

さらに、まつエクにもファッションと同じようにトレンドがあるため、流行に敏感でいることが重要です。

セミナーに参加するなどして、最新のトレンドを把握し、技術に取り入れていきましょう。

アイリストとしてどんなキャリアを築きたいのかを考えながら、日々努力を重ねることが成功への近道です。

アイリストを目指す方、キャリアアップを目指す方、みなさん頑張ってくださいね!



サロンdeジョブは、アイリストとして活躍する皆さんを全力で応援しています!