美容師の手荒れ対策|大切な手を守るための効果的なケア方法
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美容師の職業病の1つともいわれている「手荒れ」。この手荒れに悩んでいる人は実は多くいます。美容師が手荒れを発症するタイミングは美容室に入社後1年未満、なかでも3か月未満での発症が最多です。これはアシスタント期間が最もシャンプーの施術が多いからだと考えられます。なぜ手が荒れてしまうのか、その原因を詳しく理解し、しっかりと対策をしていきましょう。
どうして手荒れが起きてしまうのか
美容師の手荒れはどうして起こってしまうのでしょうか。一度、手荒れを発症してしまうと、完治しにくいといわれているため、手荒れを発症させないことが肝心です。まずは手荒れの原因から知っておきましょう。
手荒れの原因となるもの
- シャンプー
- カラー、パーマ液の薬剤
- ドライヤーの熱風
主に、上記3つの要因で手荒れが起こり進行していきます。詳しくみていきましょう。
このように、原因は1つとは限らず作業を繰り返す事で、油分の不足と乾燥から手荒れが起こり、悪化していきます。
手荒れの症状とは
手荒れの症状は、乾燥だけの場合もあれば、かゆみやひび割れなど、いくつかの症状を併発する場合もあります。具体的な症状を見ていきましょう。
- 乾燥
- ひび割れ
- 湿疹、痒み
- 水泡
- ただれ、化膿
初期の症状は、乾燥です。進行していくと、赤みや湿疹ができ痒みも出てきます。痒みから掻いてしまうと、そこから細菌が入り、膿ができ水泡ができます。さらに酷くなると、膿や水泡が破れて、皮膚がただれてしまいます。ここまで進行してしまうと美容師業務に支障が出てきてしまいます。
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手荒れを予防する為には
それでは、美容師の手荒れを予防する、また症状が出てしまった場合どのようなケアを行えばいいのでしょうか?対策方法についてご紹介します。
ケア方法の紹介
上記のケアを意識して予防し、それでも改善しない・悪化したという場合には早めに医療機関に相談しましょう。ステロイドや飲み薬を処方してくれるでしょう。
ドクターストップがかかってしまう前に
手荒れが悪化し酷くなると細菌が皮下に入って感染症が起こる蜂窩織炎(ほうかしきえん)等のリスクも出てくるので、病院では「しばらく美容師は休職するように」とドクターストップがかかってしまうケースがあります。
そうなってしまう前にしっかりと対策し手肌のケアをしましょう。
また体質も関係しますので、 なるべく規則正しい生活ができるよう心掛けてみることも大切です。
※蜂窩織炎とは…皮膚とその下の組織に細菌が感染し、炎症が起こる病気です。皮膚の細菌感染症の中では、伝染性膿痂疹、丹毒などと並び比較的頻度の高い病気です。 はじめに患部の皮膚に赤み、腫れ、熱感、痛みが出現し、急速に広がります。(参照:社会福祉法人恩賜財団済生会)
まとめ
今回は、美容師の職業病ともいわれる手荒れについてご説明しました。まずは、毎日の保湿ケア が大事です。もし初期症状がでてしまった場合は、しっかりとケアをして悪化するのを防ぎましょう。もしドクターストップとなってしまった場合は、医師の言うことを守り、手を休めることが一番です。そして仕事に復帰することが出来たら、予防を行うことを忘れてはいけません。
