絵が下手でもネイリストになれる?現役ネイリストに聞く対処法と上達のコツを解説
- その他お役立ち情報
- ネイリスト
とても狭い爪のスペースに、細い線をひきデザインアートを施したり、提案したりするネイリストの仕事。
不器用だったり、絵が下手だとネイリストになれないのでしょうか?自分がネイリストに向いているのか悩んでいる方もいるかもしれません。実は、現役ネイリストでも“絵が苦手”という方は少なくありません。本記事では、上達するコツやネイリストにとって大事なことなど、現役ネイリストの経験談も紹介しながら解説し、「絵が下手でもネイリストになれるのか」という疑問に答えていきます。是非参考にしてください。
絵が下手でもネイリストになれるの?
絵が好き得意であることに越したことはありませんが、苦手下手でもネイリストの仕事は務まります。以下でその理由について説明します。
絵の技術とネイルアートは別物
実は、紙に絵を描くのと爪にアートを施すのは“別物”です。ネイルの場合は、アートやデザインに合わせて筆を使い分けます。グラデーションにはグラデーションの筆、フレンチにはフレンチの筆、アートの場合はそのデザインを書きやすい筆を使用します。多くの種類の筆があるので、その特徴と性質を知り、自分に合った筆で練習するとアートは上達していきます。太い線・細い線をうまく組み合わせるだけでも、絵をうまく見せることができます。加えて、グラデーションネイルやストーンをどこに乗せるかなどは絵の技術は関係ありません。もちろん、デザインを考えるうえではセンスと絵心が必要といえますが、絵が下手な方でもネイリストになることができます。
ネイルアートの上達のコツ
ネイルアートの上達のコツは、何よりも“基礎の繰り返し練習”です。基本であるワンカラー、フレンチ、グラデーションの練習も何度も行います。きれいな線を引く、爪の角度に合わせて塗るといった技術は、練習すればするほど上達します。自信がない方は、人一倍努力が必要です。練習なくして上達はありません。何度も繰り返し練習を積み重ねれば自ずと上達し、自信もついてきます。
無料転職相談はこちら♪
ネイリストの求人情報をチェック
現役ネイリストに訊く!
サロンdeジョブに登録している現役ネイリストの方にお話を聞いてみました!「ネイルは好きだけどプロを目指すのは無理なのかな…」と不安のある方、参考にしてみてください。

→個人的に絵とネイルアートは別だと思っています。理由は、描くキャンバスの大きさが全然違うからです。また、私自身が画用紙などに描くのは下手ですが、ネイルアートはできているからです。
■ネイル技術の上達の為に必要なものは何だと思いますか?
→繰り返し練習に取り組む忍耐力、人と比較をしない、そして何より練習です!! ・ラインをひく練習をする ・チップの前にブラシでペーパーパレットに練習から始める ・自分の苦手なアートをチップにひたすら練習 ・扱いやすいジェルを見つけるなど、このような練習がおすすめです!

→より向いているというだけで必須ではないと思います。私の担任だった先生もキャラクターアートが本当に苦手だと仰っていましたが、講師やサロンオーナーをされていたので、絵心は関係ないと思います。
■ネイル技術の上達の為に必要なものは何だと思いますか?
→とにかく毎日触る!数をこなす!チップだけでなく、人の手でも慣れることが大切です。 白のグラデーションが出来れば他の色でも基本的にグラデーションは出来ると言われていたのでチップ100枚に白のグラデーションをひたすら練習していた時期があります。 その結果、苦手だったデザインの方が得意になっていました。デザインの幅も広がりより楽しくなりました♪

→得意の方が武器としては使えますが、私みたいに絵が得意じゃなくても全然できるので関係ないかと思います。絵が得意よりは「細かい作業が好き」「人と話すことが好き」という方のほうが向いていると思います。
■ネイル技術上達の為に必要なものは何だと思いますか?
→ひたすら練習!お客様に喜んでもらいたいという心!だと思います。
技術力だけではなく「接客力」も重要
ここまで、技術力についてお話してきましたが、ネイリストには他にも身に着けるべきものがあります。それは「接客力」です。ネイリストは技術を売る仕事ですが、長い時にはお客様と1対1で2時間程施術をする為、接客力も重要となってきます。
カウンセリング力と提案力
ネイリストの場合、事前のカウンセリングでお客様の要望をくみ取って提案する力が必要になります。まだ、仕上がりがイメージ出来ていないお客様には、サンプルから選んでもらうだけでなく、お客様の雰囲気や服装からどんな色やテイストが好みか考え提案してみましょう。カウンセリングをしっかり行うことはもちろん、専門知識の無いお客様に分かりやすく説明する工夫も大切です。
言葉遣い・マナーに気を配る
丁寧で感じのよい言葉遣いは接客の基本です。まずは入客時に、丁寧にあいさつをするところから始めるのがおすすめです。
サロンのコンセプトやお客様との関係性によっても変わってきますが、基本的に敬語を使ってお話しをしましょう。また、ネイリストとの会話を楽しみたいお客様もいれば、なかには「できるだけ静かに施術を受けたい」「あまり話したくない」というお客様もいます。それぞれのお客様のニーズに合わせ、ストレスなく快適に過ごしてもらえる接客を目指してください。
【こちらの記事も参考に♪】プロのネイリストが教える!接客のポイントとは?
まとめ
結論、絵の上手さに関係なくネイリストにはなれます。一番大切なことは、生まれ持ったセンスや技術ではなく、練習と上手くなりたいという気持ちです。まずは基礎技術を身につけ、苦手なアートの練習を繰り返してみましょう。夢をあきらめず、お客様との関りも楽しみながら、自分の理想とするネイリストになれるよう努力を続けてみてください。