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エステティシャンの仕事内容を解説!向いている人ってどんな人?

  • エステティシャン

エステティシャンになるには?資格の有無や1日の仕事内容を紹介

美のプロフェッショナルであるエステティシャンは、多くの女性が憧れる職業の一つです。美容に強い興味を持っている方にぴったりの仕事ですが、ハードな一面もあります。エステティシャンを目指すなら、メリット・デメリットや仕事の流れを把握しておくことも大切です。



本記事ではエステティシャンに興味を持っている方のために、エステティシャンのメリット・デメリット、仕事内容、資格の有無、一日の流れなどをまとめました。まずはエステティシャンとはどのような仕事なのか、理解を深めましょう。

転職前に知っておきたいエステティシャン市場の動向

エステティシャン市場の動向

エステティシャンになることを考えているのなら、現在のエステティシャン市場がどのような状態なのかを把握しておくことも大切です。



エステサロンの市場規模は、コロナ禍の影響により縮小の傾向にあります。



厳しい状況が続いている一方で新たなサービスが登場し、店舗の整理統合が行われるなど、さまざまな動きも見せています。具体的なエステティシャン市場の動向を見ていきましょう。

フェイシャルエステの利用減少と痩身エステの需要

以前はエステメニューの中でも人気が高かったフェイシャルエステ。しかし、コロナ禍以降、エステティシャンとの距離が近くなること、施術中のマスク着用が難しいことから、利用が減少しています。



その一方で、いくつか需要が上昇傾向にあるメニューもありますが、特に需要が高まっているのは痩身エステです。自粛続きで体型の崩れが気になり始めた人が増えたことが、痩身エステの需要増加につながっていると考えられます。

セルフエステの需要増加

少子高齢化の今、人手不足の影響はエステ業界にも押し寄せています。人によるサービスが基本となるエステサロンでは、人手不足は解決すべき重要な課題です。



セルフエステは人手不足を解消する方法の一つとして登場しました。業務用の美容機器をリーズナブルに利用できるセルフエステサロンは、2023年現在、人気が高いサロン形態です。いつでも好きなときに通える利便性や、スポーツジムのように通える気軽さ、定額制のサブスクリプションサービスの登場も、流行を後押ししているといえるでしょう。



ニーズが多様化した現代にマッチするサービスとして、 今後もセルフエステサロンの需要は増加していくと考えられます。

店舗の整理統合による既存店の強化

人手不足の問題は、既存の店舗運営にも大きな影響を及ぼしています。人材が足りなくなれば質の高いサービスの提供ができず、サロン全体の経営にも問題が生じてしまうでしょう。



そこで、 優良な既存店の強化を目的とした店舗の整理統合も盛んです。売上が低い店舗を整理すると優良店舗をさらに強化でき、売上アップを目指せます。大手企業による中小企業のM&Aも活発です。異なるターゲット層のお客様を取り込み、事業拡大を目指す企業もあります。

集客方法が紙媒体からWebへ

一昔前までの集客方法といえば、テレビCMやフリーペーパー、チラシなどが一般的でした。しかし近年は、Web広告やSNS広告を使った集客にシフトしています。



もちろん現在でも紙媒体による集客を行っているエステサロンはありますが、紙媒体よりリーズナブルなWeb広告は、今後も集客方法の主流となっていくでしょう。



エステ業界の現状や将来性を詳しく知りたい方は、こちらのページもご覧ください。

エステ業界は今後どうなっていくの?最近の動向と現状の課題、将来性について



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エステティシャンになるメリット

エステティシャンになるメリット

エステティシャンになるメリットは、 接客や施術を通してお客様の笑顔を見たときや結果が出たときに、やりがいを感じられることです。身につけた技術や知識がお客様の喜びにつながるため、達成感や充実感を感じられます。



また、美容のプロとして 自分自身の美しさを磨けることもメリットの一つです。新しいマシンや施術を無料や割引価格で利用できるエステサロンは多く、スキンケア用品なども割安で購入できます。

エステティシャンのデメリット

エステティシャンのデメリット

エステティシャンのデメリットは、 お客様からのクレームがダイレクトに伝わってくることです。お客様との距離が近いため、クレームがあると大きなショックを受けてしまうこともあるでしょう。



またエステティシャンは体力勝負の仕事なので、見た目の華やかさとは裏腹にハードです。施術内容にもよりますが、立ちっぱなしで行う施術や力を要する施術も多いため、体力的に辛いと感じる人もいます。予約次第で休憩が思うように取れなかったり、夜遅くの予約が多く連日帰宅が遅くなったりする可能性があることも、デメリットといえるでしょう。



エステサロンで働く人の多くが女性なので、女性社会特有の人間関係の悩みを抱える人も多いです。全てのエステサロンで人間関係の問題があるわけではありませんが、一度トラブルに直面すると、職場に行くことがストレスに感じてしまうこともあるでしょう。



近年はノルマのあるエステサロンは減りつつあるようですが、ノルマがある場合はプレッシャーに悩まされる人もいます。



エステティシャンのデメリットについて詳しく知りたい方は、こちらのページもご覧ください。

エステティシャンを辞めたい理由&先輩からのアドバイス

エステティシャンの具体的な仕事内容

エステティシャンの具体的な仕事内容

エステティシャンは、全ての女性の「美しく健康でありたい」という願いに応え、全身への施術を行う「美のスペシャリスト」。お客様にさまざまな美容のご提案をする存在なので、美容への強い興味を持ち、自分の美や健康に磨きをかけているエステティシャンが多いです。そのため、美を追求する女性にとって、エステティシャンは憧れの存在でもあります。



エステティシャンを目指すなら、具体的な仕事内容についても理解しておきましょう。

来店されたお客さまのカウンセリング

エステサロンにはさまざまな要望や悩みを持ったお客様が来店されます。来店されたお客様が満足できる施術を提供できるよう、エステを行う目的、肌質や体質、現在の状態をお伺いするカウンセリングは、エステティシャンの重要な仕事です。 お客様の声に耳を傾けて要望や悩みをくみ取る力、肌質や体質などを正確に分析できる力などが求められます。

お悩みに沿ったメニューのご提案

カウンセリングでお伺いした内容に合わせて、最適なメニューを提案するのもエステティシャンの仕事です。お客様の肌質や体質、状態などを踏まえ、専門的な視点からアドバイスを行うことが大切です。



また、お客様が安心して施術を受けられるように、料金・システムなども分かりやすく説明しなければなりません。

施術

エステティシャンの仕事のメインとなるのが施術です。エステサロンによってメニューの種類は異なりますが、代表的な施術には以下のようなものがあります。

  • フェイシャル
  • ボディ
  • 脱毛
  • 痩身
  • ブライダルエステ

どの施術を行う場合でも、質の高いサービスを提供するためには、技術や皮膚の基礎知識・身体の基礎知識などが必要です。



一生懸命磨いたテクニックでお客様に満足していただければ、お客様からの信頼を得て、リピーターになってもらえる可能性もあります。お客様から求められるエステティシャンになれば、売上もアップし、昇格や昇給のチャンスも訪れるでしょう。

効果的なアフターケアの指導

お客様に施術の効果をより感じていただくためには、効果的なアフターケアを指導する必要もあります。具体的には、美容効果を高めるために生活で意識していただきたいこと、取り入れて欲しい運動、スキンケア方法などのアドバイスなどです。



また美を作るためには、食事に関するアドバイスも欠かせません。栄養に関する知識を身に付け、美のトータルアドバイザーとしてお客様の目標達成や悩みの解決をサポートします。

接客以外の業務

エステティシャンの仕事は接客や施術だけではありません。それ以外にも、以下のような業務を行います。

開店準備
店内の清掃、器材の消毒、一日の予約の確認、薬剤などの在庫管理
 ご来店のお客様の受付、会計、お見送り
 施術後のベッド、座席周りの清掃

営業活動
お客様に次回の施術予約を促す、ホームケアコスメなどの販売、SNSなどでの宣伝

エステティシャンの仕事内容は多岐にわたりますが、どの業務もお客様に満足していただくために欠かせない大切な仕事です。

施術内容の紹介

先ほどもお話ししましたが、エステティシャンが行う施術は、エステサロンによって異なります。エステサロンで扱われる代表的なメニューを見ていきましょう。

  • フェイシャル:手技や美容器具を使用し、顔へ施す施術 小顔ケア
  • フェイスラインのむくみ
  • たるみの軽減
  • 目元・眉間のシワ
  • 毛穴のケア など
  • ボディ:リラクゼーションや肌質改善を目的として全身(足、腕、ウエスト、お尻)のボディケアを行う施術
  • リンパの流れの改善によるむくみ取り
  • マッサージによるコリほぐし
  • ロミロミ
  • アーユルヴェーダ など
  • 痩身:ボディケアの中でも「痩せること」を第一の目的とした施術
  • ハイパーナイフ
  • ハイフ
  • サーモシェイプ
  • カッピング
  • EMS
  • 脂肪冷却痩身
  • リンパマッサージ など
  • 脱毛:専用の器具を使い、脱毛をする施術
  • 光脱毛
  • ワックス脱毛
  • ブライダルエステ:挙式を控えたお客様のためのメニュー

フェイシャル一つをとっても施術方法はさまざまです。エステサロンの求人をチェックする際は、具体的にどのような施術を行っているのかも確認しましょう。



エステティシャンは体力を消耗する仕事です。ただし、「施術者が座って行えるメニュー」「専用マシンを使ったメニュー」がメインとなっているエステサロンなら、体力的な負担を軽減して仕事ができます。全身を使って施術を行うオールハンドでのボディトリートメントがメインのエステサロンは、体力的な負担が大きいです。

あなたに向いているのはどんなサロン?

自分に合ったサロンを見つけるには、どのようなサロンが向いているかを考えてみることも大切です。自分の性格や強み、希望の働き方を踏まえて、向いているサロンを見極めましょう。

集中力に自信がある方
繊細な施術が必要とされる「脱毛」や「フェイシャル」をメインとしたサロン

脱毛のエステサロンの求人情報を見てみる
フェイシャルのエステサロンの求人情報を見てみる
体力に自信のある方
ダイナミックな手技が必要とされる「オールハンド(ボディ)」や「痩身」をメインとしたサロン

痩身(ハンド)のエステサロンの求人情報を見てみる
オールハンドのエステサロンの求人情報を見てみる
身につけた技術で実力に合った収入が得たい方
転職が有利になる実績を積みたい方
一流の接客技術を身につけたい方
化粧品への興味が強い方

エステティシャンになるには?

エステティシャンになるには?

エステティシャンになるには、どのような方法があるのでしょうか。資格の必要性やスキルを身に付ける方法を紹介します。

エステティシャンに資格は必要?

専門的な技術や知識が必要なエステティシャンの仕事ですが、エステティシャンになるために必須の資格はありません。



エステティシャンの民間資格にはさまざまなものがありますが、就職時に資格の取得を必須とするサロンは少ないです。資格なしで就職しても、現場で施術を学び、自分で知識を身に付けることで、エステティシャンとして活躍できます。ただ、資格を持っていれば、就職を有利に進められる可能性はあるでしょう。

稀に美容専門学校卒業が必須条件となっているエステサロンもありますが、基本的には美容業界未経験でも挑戦しやすい仕事です。



未経験からエステティシャンを目指す方は、こちらもご覧ください。

未経験からエステティシャンになるには?仕事内容や働けるサロンを紹介

エステティシャンとしてステップアップを考えている方には、こちらの記事もおすすめです。

エステティシャンとしてステップアップする方法

エステティシャンとしてのスキルを身に付けるには?

エステティシャンとしてスキルを身に付けるには、大きく分けて2つの方法があります。



1つは、高校卒業後にエステスクールやエステコースがある美容専門学校に通う方法です。必要なスキルや知識を身につけた上で、エステサロンへの就職を目指します。



もうひとつは、スクールには通わず、エステサロンに就職して現場でスキルを身に付ける方法です。大手を中心に、研修制度が充実しているエステサロンは多くあります。学歴や資格を求められることは少ないですが、皮膚や体、化粧品などに関する知識は身につけておくとよいでしょう。



エステスクールの概要やスクール選びのポイントについて詳しく知りたい方は、こちらもご覧ください。

エステスクールとはどんなところ? エステティシャンを目指す人が通うメリットやスクール選びのポイントもご紹介

エステティシャン~1日の仕事の流れ~

エステティシャン~1日の仕事の流れ~

エステサロンごとに仕事の流れは異なりますが、営業時間が長いエステサロンの場合「早番」と「遅番」に分かれるシフト制を導入しているところが多いです。



参考までに「早番」の一日の仕事の流れを見てみましょう。

「早番」スタッフの1日の流れ(例)
  • STEP1
    【9:00】
    出勤・開店準備・スタッフミーティング
  • STEP2
    【10:00】
    開店&1組目のお客様対応
  • STEP3
    【12:00】
    休憩
  • STEP4
    【13:00】
    2組目のお客様対応
  • STEP5
    【15:00】
    不足商品の発注・店内の事務作業
  • STEP6
    【16:00】
    3組目のお客様対応
  • STEP7
    【18:00】
    通常業務の終了
  • STEP8
    【19:00】
    スキルアップのための施術練習の残業

【9:00】出勤・開店準備・スタッフミーティング

開店1時間前に出勤して清掃や施術に必要なタオル・器具などの準備、お客様にお出しする飲み物の準備を行います。また、本日の予約表とカルテを見ながら、本日ご予約のお客様を確認し、業務の流れをイメージすることも大切な仕事です。スタッフミーティングでは、前日までの売上や本日の売上目標を確認し、スタッフ間で意識や情報を共有します。

【10:00】 開店&1組目のお客様対応

新規のお客様がご来店。丁寧にカウンセリングを行い、最適なメニューを提案して、ご納得いただいた上で施術します。施術終了後は感想をお伺いし、次回の予約日を設定したのち、お客様をお見送り。お客様退店後は、器材の消毒や室内の清掃をして、次のお客様をお迎えする準備をします。

【12:00】 休憩

お客様の予約状況を見ながら、スタッフ同士交代でお昼休憩を取ります。予約状況によっては、休憩が午後過ぎにずれ込むこともあります。

【13:00】 2組目のお客様対応

常連のお客様がご来店。楽しいトークが弾みます。前回来店時の会話を思い出し、今日はお客様のお好きな紅茶をご用意しました。喜んでもらえるかな?

【15:00】 不足商品の発注・店内の事務作業

お客様が途切れた時間を使って、店内の備品をチェックし、不足しているものを発注します。隙間時間でカルテに商品の購入情報やお客様の趣味・興味があることを記入しておくのも大切な仕事です。

【16:00】 3組目のお客様対応

少し体も疲れてきましたが、頑張って施術に入ります。施術と施術の合間に軽いストレッチなどを挟むと良い気分転換に♪

【18:00】 通常業務の終了

業務報告と明日のご予約の確認をして業務終了です。他の早番スタッフと帰りの時間が合えば、一緒にご飯に行くこともあります。

【19:00】 スキルアップのための施術練習の残業

業務終了後、新しい技術や美容器具を使って練習をすることも。同僚と協力し、お互いにフィードバックしながら、技術や知識に磨きをかけます。

一般的な「早番」の一日の流れを紹介しました。仕事の流れは、お客様のご予約状況によって変わるため、ルティーンワークではありません。エステティシャンは、毎日新鮮な気持ちで働ける魅力的な仕事です。

まとめ

本記事では、エステティシャンを目指す方のために、エステティシャンになるメリット・デメリット、仕事内容、一日の流れなどを紹介しました。大変な面もありますが、エステティシャンはお客様に美を提供するやりがいのある仕事です。美意識の高い方にぴったりの仕事ですから、興味がある方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。



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