美容師の離職率は高い?!原因と対策、美容師のホンネを徹底調査
- 美容師
この記事にたどり着いたということは、今まさに美容師を辞めようかと悩んでいる方でしょうか?
それとも、美容師になりたいけど離職率が気になっている方でしょうか?



この記事を読めば、あなたに合った答えがきっと見つかります!

美容師として働いている人の現実
さっそく美容師の不満を挙げていくと…



・・・悲しくなりますが、離職をする人の悩みでは上記内容は事実です。

基本給の水準が、他の業種と比べると低い傾向にあるだけでなく、給与が勤務時間の長さに比例するわけではないことです。
労働時間は、開店前や閉店後に及びます。
早出・残業した分客数が増えているわけではなく、練習などの時間にあたるため、その時間はほぼ無給のサロンが多いです。

施術によっては腰を曲げたままの姿勢が続くほか、シャンプーやカラー剤による手荒れは美容師を辞めなければならないほど深刻な原因の一つです。
一日中お客様を相手にするため気疲れやストレスを感じたり、クレームに対応しきれなくて辞めてしまう人も少なからずいます。
キャリアコンサルタントに相談してみる
美容師の求人を自分で探してみる
気になる美容師の離職率は1年以内に約30%
厚生労働省から発表されている「新規短大等卒就職者の産業別離職状況」における、平成30年3月卒の「生活関連サービス業,娯楽業(美容師が含まれる)」においては1年以内の離職率は29.1%でした。
(※平成28年3月卒の入社3年目までの離職率より)
入社1年目で10人のうち約3人は辞めている統計になり、3年以内で見ると離職率は56.1%と上がっています。
美容師になる大半の方は、美容の短大・専門学校を出て美容師免許を取得して就職するので、この数値に含まれることになります。
ですが、「生活関連サービス業,娯楽業」には理容業・美容業の他にもたくさんあります。
- エステ・リラク・ネイルなどの美容業
- クリーニング業
- 旅行業
- 冠婚葬祭関連
- 映画館やスポーツ関連施設
- その他細かい業種
これらの業種もデータの中には含まれているので、美容師に絞った時にはもう少し高い数値になる可能性もあります。
ちなみに、「新規学卒者の離職状況」における「大学卒」の1年以内での離職率はここ数年11%台です。
いわゆる、大学卒で一般企業に就職した新入社員の内の1割が1年以内に辞めており、3年以内の離職率はここ数年では32%となっていました。
参考:厚生労働省「新規短大等卒就職者の産業別離職状況」
厚生労働省「新規学卒者の離職状況」
美容師はなぜ離職率が高いの?
どうしてこんなに美容師は離職率が高いのか?
特に3年以内での早期離職率が高まる原因は何なのか?
先ほどの「美容師の現実」で多くの不満が並びましたが、それ以外の離職率を高める原因がありました!
一般企業を受ける際には、たくさんの企業を比較検討しながら就職活動を進めていきますが、美容師の世界では他のサロンと比較検討する機会があまりありません。


このように比較検討せずに入社を決めてしまうことで理想と現実にギャップを抱き、辞めてしまうことが早期の離職率の高さにつながっています。
美容師を辞めてしまう前に朗報です!
まさに今働いているサロンを辞めようか悩んでいる方、朗報です!!
『有効求人倍率』というのを聞いたことがありますか?
求職者1人あたり何件の求人があるかを示すものです。

詳しくデータを見てみましょうか!
- 厚生労働省による令和3年2月の「全職業計」での有効求人倍率が 『1.05倍』
- 「生活衛生サービスの職業(美容師が含まれる)」での有効求人倍率が『3.16倍』
「全職業」と美容師を含む「生活衛生サービスの職業」の有効求人倍率を比べると、なんと生活衛生サービスの職業だと全体より3倍の有効求人倍率になっているのです。
グラフで見ても、例年ほぼ3倍なのが分かりますね!

求人が多い分、しっかり比較検討もできるので、焦らずあなたに合ったサロンを見つけましょう。
参考:厚生労働省「職業別一般職業紹介状況」
令和元年度: https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11602000-Shokugyouanteikyoku-Koyouseisakuka/G35_58.pdf
令和2年度: https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11602000-Shokugyouanteikyoku-Koyouseisakuka/G35_75.pdf
令和3年2月: https://www.mhlw.go.jp/content/11602000/G35-3012.pdf
美容師を続けるメリット
悩みを誰かに話すことで自分の気持ちの整理ができるので、同期や先輩、友達、家族などに相談してみましょう。

特にアシスタントの場合、毎日辞めたいと思って仕事をしている人もいるかもしれません。
入社して3年以内に辞める人が多いということは、アシスタント期間に辞めてしまう人が多いと考えられます。逆を言えば、3年以上続けてスタイリストになることができれば辞めたいと思わないかもしれません。
実際、スタイリストになれば給与も上がってやりがいも増えているはずなので、離職するとしたら「もっといい条件で美容師としてキャリアアップするための転職」になるでしょう。
そして、美容師として腕を磨けば磨くほど、昇給や昇格により自分自身の収入UPに繋がります。
初めに美容師を目指した時に、イメージしたのは指名がどんどん入って忙しくも楽しく活躍する美容師の姿が多いのではないでしょうか。
指名も取れる美容師になれば、サロンは日本全国にあるのでどこででも働けます!
さらに、海外出店するサロンも少なくないので、海外で働くチャンスも広がるのが美容師であり、一度美容師免許を取得すれば、定年のない仕事なので、一生涯美容師として働くことが出来ます。
女性の方は結婚や出産でブランクがあっても、復帰しやすい職業でもあります。
美容師を続けるメリットもたくさんありますね。美容師免許はそれほど武器になる資格なのです!
美容師として転職を成功させるために…
まだまだ美容師として頑張りたい方に、失敗しない!転職を成功させるためのポイントをまとめました。
- 自分がどんなサロンで働きたいか今一度考え、様々なサロンを見て検討してみる!
- 技術力に不安がある人や、福利厚生がしっかりしているサロンで働きたい人は、研修制度や待遇が比較的充実している大手サロンを検討してみる!
- 技術がある程度ある人は、派遣美容師や独立するなど働き方のスタイルを変える道を検討してみる!
美容師は辞めたいけど、美容師免許は活かしたいという人へ
近年、美容師からアイリストに転向する人も増えています。
アイリストも美容師免許が必須の職業となり、まつ毛エクステやまつ毛パーマの人気によりアイリストの需要が高まっています。
実際に、弊社サロンdeジョブでも、美容師からアイリストになりたいという方の転職をたくさんサポートしてきました。
他にも、ヘアメイクアーティストやブライダル業界・フォトスタジオでのヘアセット専門の仕事などもあります。
そのためには美容室での経験も必要かもしれませんが、自分の目指す道が別にあるとそのために頑張れるのではないでしょうか。
せっかく取得した国家資格である美容師免許を、同じ美容業界で活かせるなら御の字ですよね。
まとめ
ここまで、美容師の離職率の高さをその原因や理由から読み解いてきました。
入社すぐから不満が多い分、早期離職にもつながり、多くの美容師が辞める道を選んできました。
ですが、美容師業界での転職の有利さや、美容師として働き続けるメリットも改めて分かりました!
今、不満を抱きながら美容師として働いている方は、新たな目標を掲げて頑張り続ける道もありますし、他のサロンに転職する道、アイリストなど美容師免許を活かした他の職業へ転向する道もあります。
転職をする際は、先程伝えた転職を成功させるポイントを抑えながら、サロン探しをしてみてください!
- 今のサロンでいいのかな?不安がある
- 給料がもっと上がる美容室を紹介して欲しい
- 美容師・理容師としての初めての就職だから不安
- 転職したいけど何からスタートしてよいかわからない
- ずばり自分にあった美容室を紹介して
相談して悩みを解決しませんか?
一人でも多くの美容師が、その苦労を乗り越えられるように、弊社サロンdeジョブがお手伝いできることがあります!
=> 美容師の求人を覗いてみる
弊社サロンdeジョブは、転職を考えている求職者のお悩みを聞いて、一緒に理想のサロンを見つけるお手伝いをしています。
求人情報だけでは分からないサロンの特徴や、非公開求人のご紹介なども出来ますよ♪
転職のプロが揃っていますので、お気軽にご相談ください。
先にお伝えした転職の際のポイントを踏まえて、よりあなたが有利に転職できるように相談に乗ったり、サロン側との交渉を行っています。
美容業界の多くの求職者を次のサロンに導いてきたノウハウや実績があるので、転職に不安がある方は是非一度ご相談ください。
あなたに合ったサロンに転職して、新しい美容師ライフをスタートさせましょう!