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ネイル検定3級の合格率と試験内容・合格のポイントを徹底解説

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ネイリストは国家資格ではありませんが、資格を持っていると転職活動をする際に有利になり、サロンワークをスムーズに始めることができます。

本記事では「ネイリスト技能検定3級」の試験の概要や内容、合格するためのポイントをご紹介します。

ネイリスト技能検定3級の試験概要

ネイリスト技能検定は、公益財団法人(日本ネイリスト検定試験センター)が主催する検定試験です。1997年にスタートしており、ネイリストとして正しい技術と知識向上が目的となります。難易度は3級・2級・1級まであり、飛び級はできません。

実技試験と筆記試験を通して、1級は「トップレベルのネイリスト」、2級は「サロンワークで通用するスキル」、3級は「ネイリストの基礎」を基準に採点されます。

ネイリストを目指す方は、まず3級を取得する必要があります。資格取得に向けてしっかりと対策を行いましょう。

受験資格

厳しい受験資格はありません。義務教育を修了された方であればどなたでも受験することができます。

実技試験には必要なハンドモデルも15歳以上で手指周りに疾患がない方でしたら男女は問いません。

開催時期と試験会場

試験は1年に4回。毎年、春期(4月)・夏期(7月)・秋期(10月)・冬期(1月)に開催されるので、自分のスケジュールに合わせて受験できます。

開催場所は札幌・盛岡・仙台・東京・名古屋・新潟・金沢・大阪・広島・高松・福岡・沖縄にあるオフィシャル会場か、「3級登録試験会場」に登録されている専門学校やネイルスクールです。



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合格率

公益財団法人(日本ネイリスト検定試験センター)が発表した、2021年冬期試験の合格率をは84.8%。2019年は90.6%、2020年は82.0%なので、全体の8割以上の受験者が合格していることがわかります。

ネイリスト技能検定3級の試験内容

ネイリスト技能検定3級の試験には、事前審査・実技試験・筆記試験の3種類があります。それぞれの試験内容について詳しくご紹介していきます。

事前試験

事前審査は10分間設けられており、時間内にテーブルセッティングと消毒管理を済ませる必要があります。また、モデルの爪の状態も評価されます。注意が必要な点は下記をご参照ください。

テーブルセッティング及び消毒管理
・道具、商材のセッティング
・品名ラベルの貼り付け状態
・衛生面における配慮
・ウェットステリライザーの状態
モデルの爪
・赤ポリッシュの塗布の状態
・イクステンションとリペアは合わせて2本以内の状態
・爪及び爪周りの皮膚の状態

実技試験

実技試験の制限時間は70分。手指消毒からトップコート塗布の工程まで、時間内に行います。工程一つひとつにも制限時間が定められており、タイムオーバーは失格対象になるのでご注意ください。

実技試験の工程内容
①手指消毒(1分)
➁ポリッシュオフ(6分)
③ファイリング(12分)
➃クリーンナップ(14分)
➄ポリッシュカラーリング(25分)
⑥アート(8分)
⑦トップコート(3分)
⑧見直し(1分)

試験当日は慣れない環境に緊張してしまう方も多いです。全ての工程を丁寧に、時間内に行えるよう、しっかりと準備をしていきましょう。

筆記試験

筆記試験の制限時間は30分、マークシート形式で全80問の問題を解きます。衛生と消毒に関する内容をはじめ、爪の構造(皮膚科学)や爪の生理解剖学(病気やトラブル)、ネイルケアの手順などが出題されます。

問題は全て「ネイリスト技能検定試験公式問題集」から出題されるので、問題集を活用して試験に挑みましょう。

合格基準と注意点

ネイリスト技能検定は減点方式です。正しければ加点されるということはなく、ミスがあると点を引いていく採点方法です。

実技試験の合格ラインは50点満点中の35点以上、筆記合格ラインは100点満点中の85点以上です。

ここでは実技試験において重要なポイントと減点対象になる行動を解説します。

実技試験のチェックポイント

全10項目について、それぞれ5点満点法で採点します。

審査基準についての詳細は、公益財団法人(日本ネイリスト検定試験センター)の公式サイトに記載されています。

チェックポイント
①テーブルセッティング&消毒管理・モデルの爪の状態
②ファイル・エメリーボードの扱い方
③ラウンド 仕上がり
④プッシャーの使用方法
⑤ニッパーハンドリング
⑥クリーンナップ仕上がり
⑦カラー表面 色むら
⑧カラー ライン取り
⑨ネイルアート
⑩全体の仕上がり

減点対象となる行動にも注意!

減点対象となる行動を取ったり、禁止されている道具を持ち込んだりするとそれだけで合格のチャンスを逃してしまいます。些細なことばかりなので、必ず事前にチェックが必要です。よくある失格対象・不合格ケース例を見ていきましょう。

受験態度

①遅刻
➁私語
③不真面目な態度

私語はカンニングとみなされる場合があります。どんなに完成度が高くても失格になる可能性があるので、注意が必要です。また、モデルが受験生に話しかけるのも失格対象ですので、事前に伝えておくと良いでしょう。
使用禁止用具の持ち込み

キューティクルオイルや爪磨きシート、ドットペンやキッチン用品等を持ち込むと失格になります。他にも使用禁止・持ち込み禁止の用具があるので、事前にしっかり調べて、使用しないものは会場に持っていかない方が安心です。
小さなミス

緊張のあまり、アートを施す手指を間違える初歩的なミスも多く見られます。実技試験でのタイムオーバーにも注意が必要です。

ネイリスト技能検定3級を一発で合格するためには?

一発合格を目指すのであれば、試験日の約2ヶ月前からコツコツと勉強・練習するのがおすすめです。練習をする上でのポイントをご紹介します。

タイマーを使って練習する
実技試験の重要なポイントの1つが時間内に仕上げる事。綺麗に仕上げても、制限時間内に終わらなければ失格になってしまいます。
時間との勝負ですので、練習の段階からタイマーを使い、試験を意識するのがおすすめです。
ハンドモデルと時間が合わないときは自分の手で練習する
モデルとの都合が合わない時は、自分の手で練習をしましょう。
教材のトレーニングハンドで練習をする方法もありますが、ポリッシュのにじみ方が異なる等、本物の指とは大きな差があります。

まとめ

今回は「ネイリスト技能検定3級」の試験の概要や内容、合格するための情報をまとめて紹介しました。資格を取得すればすぐにプロとして活躍できるわけではありませんが、ネイリストへの道の第一歩となります。

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