【ブーム再来!まつ毛パーマ】美容師免許は必要?施術内容と取っておくとよい資格
- アイリスト
2022年から再ブームが来ている「まつ毛パーマ」。自然なカールをまつ毛に与え、ナチュラルさを失わずに華やかさを出すことができ、魅力的な印象になります。まつ毛パーマはどんな施術で、施術を行う側は資格が必要なのでしょうか?まつ毛パーマの施術者を目指す方は是非ご覧ください。
まつ毛パーマの施術内容
はじめに、施術内容について説明していきます。「まつ毛エクステ」は、まつ毛に人工の毛を1本ずつグルーでつけてボリューム感を出すことができますが、それに比べて「まつ毛パーマ」は専用のパーマ液を使って、地まつ毛をカールさせるのみで、ナチュラルな仕上がりになります。施術は、専用のロットで固定した地まつ毛を、グルーで1本ずつ上げていき、パーマ液を使ってカールをつけていきます。施術時間は40分~60分程度です。
パーマの種類
最近はまつ毛パーマの人気に伴い、種類も次々と出てきています。いま流行りの“次世代パーマ”をご紹介します。
【サロンdeジョブ】転職サポートを利用する
【まつ毛パーマ】施術のある求人を探す
まつ毛パーマの施術には美容師免許が必須
手先が器用で、知識があれば資格は不要なのでしょうか?答えは「いいえ」です。まつ毛パーマの施術には、まつ毛エクステ同様「美容師免許」が必須です。まつげエクステ・パーマが流行り始めた当初は、美容師免許が無くても施術可能でしたが、サロンの増加に伴いトラブルも多く報告されるようになりました。そこで2008年に厚生労働省から通達がされ、まつ毛パーマの施術に美容師免許が必要になりました。目の周りの皮膚は頰と比較すると格段に薄く、トラブルが生じやすくもあります。そのため、慎重で安全な施術が求められます。
まつ毛パーマのトラブルとは
まつ毛パーマの施術による実際のトラブルとはどのようなものがあるのでしょうか。消費者生活センターなどに寄せられた具体的なトラブルは、以下のような内容になります。
- パーマ液が目に入り、充血や角膜異常が生じた
- パーマ液が皮膚に付き、顔やまぶたが腫れ火傷のようになった(接触性皮膚炎)
- まつ毛が縮れたり、抜けたりした
トラブルの原因は、主にパーマ液が合わないことによる皮膚トラブルです。しかし、このトラブルは、まつ毛パーマをする前に防ぐことが可能です。事前にカウンセリングをしっかりと行い、アレルギーの有無や体質など確認しましょう。必要であればパッチテストをするのもよいでしょう。
まつ毛パーマに役立つ資格
まつ毛パーマの施術に必要とされている資格は美容師免許のみですが、それに加えてまつ毛パーマに関する資格を取得していると、より安全で正確な施術を行う事ができます。民間資格についてはさまざまなものが存在し、知識や技術を得ることができる講座もありますので、以下でご紹介していきます。
まつ毛パーマの施術を行うために
今回は、まつ毛パーマの施術内容や種類、気を付けなければならないトラブルやさまざまな資格について解説いたしました。まつ毛パーマは「『首から上の容姿を美しくする』ために用いられる方法」のひとつとみられる為、美容師法が適用となり、美容師免許が必須となります。施術者としてお客様にまつ毛パーマを施したい方は、まずは美容師免許取得から挑戦していきましょう。

既に美容師免許をお持ちの方も、まつ毛パーマ関連の資格を取得したり講座を受講し、新たに知識・技術を身に着けることをおすすめします。サロン勤務の方は、しっかりと研修を受けてからお客様への接客に入りましょう。そして安全で正確な施術でお客様を美しくするお手伝いができるといいですね。